悪党 〜重犯罪捜査班〜 (2011年1月期・テレビ朝日・金曜21時枠) 脚本：深沢正樹 演出：小松隆志(1)(2)(5)、塚本連平(3)(4)(6)(7) 音楽：朝倉紀行 ゼネラルプロデューサー：黒田徹也 プロデューサー：中込卓也、飯田新、川西琢、伊藤達哉 http://akutou.asahi.co.jp/

第7話 政治家殺し!チーム崩壊の序曲
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県知事選出馬予定の民政党議員・藤堂秀司(55歳)。
彼が掲げる政策は磯貝地区の再開発だったが、反対派代表の
大滝常男は、誰一人再開発など望んでいないとして抗議に
訪れる。

正義は前島と食事する中、正義は彼に柴田や里中には手を
出さないよう告げる。

一方柴田には多額の借金が有り家には督促状が届いていた。
宅配業者を装い柴田は村雨組の構成員に拉致される。

翌日、藤堂は背中からナイフで刺されて遺体で発見される。
現場に柴田の姿はなく、山下は何度も電話したが出ないという。
村雨組の件も有るしヤバイのではないか?と話をしている中、
柴田はひょっこり現れる。

藤堂の昨日の足取りは、事務所を19時に出てから一人だった
という。死亡推定時刻は20時から21時。再開発の件で住民と
揉めていた事が判明していた。
柴田は山下ではなく津上を連れていく。

正義は里中に対して、胸が痛むのならば先日の件で真実
を話しても良いという。投降した容疑者・酒井伸一郎の事を
正義は銃弾を浴びせたのである。

一方その頃、正義の娘・のぞみが祖母・佐知代に対して、
聞きたいことが有ると詰め寄る。のぞみは自分が正義とは血の
繋がりがない事を戸籍を見て知ってしまったのだった。
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村雨組を利用したことで柴田は命を狙われることになる。
そんな中起きた政治家殺害事件に柴田は積極的に関与し、
すぐに容疑者特定して、家から凶器を見つけ出すが・・・

このドラマからすっかり心が離れてしまっているので、どうも
不感症の如く面白さを感じなくなってしまった。

面白さを感じないのは、正義のしている事の何処が悪なのかと
いう部分に全てが起因する為のもので、今回のように
柴田が正義に対して、あんたと出会わなければ・・・と主張
することでも、柴田の主張に全く説得力を感じない。

結局正義は前島から金を貰ってどの程度の所まで過去の事件に
荷担していたのだろうか。

柴田が借金している事実に於いても正義が関わっているのか。
それとも自分のしている事へのストレスから借金を背負って
しまったのか。

前島の悪事をどんな形で暴いていくのが今後の興味として
残る。明日香の盗聴器がそれに該当するみたいだけど、前島は
盗聴器の存在を敢えて見逃したまま盗聴させたのか?
自らの力を誇示する為に、敢えて盗聴させていたのだとしたら
それはそれで凄いことだけど、二度も盗聴されるとなるとちょ
っとマヌケかも知れない。

前島のしている事がとても頭を使った行動に見えず、単に権力者
と精通しているだけという辺りに、もう少し工夫が欲しかった。