アスコーマーチ！ 〜県立明日香工業高校行進曲〜 (2011年4月期・テレ朝・日曜23時枠) 原作 - アキヤマ香『アスコーマーチ〜県立明日香工業高校行進曲〜』 脚本 - 森ハヤシ 演出 - 田村直己(1)(2)、塚本連平(3)(4)、日比野朗 プロデューサー - 横地郁英、浅井千瑞 FUNKY MONKEY BABYS「それでも信じてる」  http://www.tv-asahi.co.jp/asuko/

第4話 イケメン25人の反乱女子1人…涙の説得!!感動の放課後
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アスコーに入学して二ヶ月。慣れとは恐ろしい。
直は平川と渡辺から体のサイズを図らせて欲しいと言われるも
断る。そんな不思議な頼みにも慣れるが、唯一慣れないのが
男性の荒っぽい争いだった。
輪島と岸が謹慎が解けたことで、暴力を学校側に話した竹内の
元に二人は詰め寄る。殴れば確実に退学だがその覚悟が有るの
ならば殴れば良いという竹内。そんな挑発に乗るなと広瀬は
止める。

直は放課後、転入を考えている横浜永鈴高校に見に行くと、
いつの間にか祖父もついてくる。普通に女子トイレが有ること
や、ここには青春の全てが有るとし一刻も早く転校したいと
考える。祖父はアスコーの雰囲気の方が良いと言うが・・・

翌日、大向から二ヶ月後にアスコーモーターショーが開催され
る事が発表される。文化祭の車バージョンで、一年はエコカー
を制作するという。その際実行リーダーを決めたいとするが、
自らそれをやりたいと名乗りでるものがいなかった。そこで
アルバイトをしていない人物からという事になり、手を挙げて
いない直がリーダーになり、副リーダーとして竹内が担当する
事になる。直は無理だとするが、有人は転入するなら最後に
想い出でも作っていけと言われ無理矢理押しつけられる。

放課後エコカーを作る為に生徒達に残るよう告げるが、残った
のは僅か三人。玉木と広瀬と村井だけだった。
話題は竹内のことになると、玉木は昔は竹内もあんな奴では
なかったという。恐らく変わったのは中学3年生の春だという。

直は竹内の元に行き、手伝いに来るよう告げるが、今から受験
の準備をしないと間に合わせないという。ただでさえクズの
生徒達に勉強を邪魔されるのだからとし、ここの練習はまるで
工場の部品のようだと揶揄する。見下すのはよくないとするが
竹内は直の方こそ見下しているのだと言われる。
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竹内とアスコーの生徒達は相変わらずいがみ合う中で、
直はアスコーモーターショーでクラスのリーダー役に抜擢され
る。殆どの人が非協力的な中で、竹内がデザインを仕上げる
と途端にクラスメイトは、作業に取りかかり始めるが・・・

一番の難敵だと思われた竹内更生の話だった。

何故成績の良い彼がこの学校にいるのか。
そしてヤンキーたちの事を目の敵にしているのは何故なのか。

彼がこの学校に居るのも不思議だけれど、それ以上に彼の兄
がアスコーに通っていた理由というのが見えずらいものがある。
あれだけ厳格な父親が居るのならば、和也以上に進路に関し
ては厳しく躾けるものが有ると思うのだが、父親は長男が
工業に進むことを手放しで許していたのだろうか。

色々と家庭の事情を聞いていくと竹内にも同情すべきものが
存在し始める。父親との関係が不仲であるだけならば、あまり
ドラマとしては理解しづらいものが有ったけれど、兄の存在を
挿入することで上手く説得力を得た格好だった。

クラスで浮いているはずの直がクラスをまとめる役目を徐々に
発揮し、更生させていくのも悪くない。
彼女に信頼を寄せる人物を一人また一人と増やしていく結果、
協力してくれる人も増えてきた。

バカにしているはずの工場の部品も一つ欠ければ製品として
成り立たない事への主張は他のドラマでも何度も見たことが
あるけど、必要とされる部品の一つだとして説得していく辺り
は、とても説得力が有り感動する流れだった。

彼女が浮いている事もドラマとしてコメディとして成立して
いるし、オタクたちの使い方もなかなか面白いものが有った
と思う。

日曜日のドラマはどれも面白いね。