アスコーマーチ！ 〜県立明日香工業高校行進曲〜 (2011年4月期・テレ朝・日曜23時枠) 原作 - アキヤマ香『アスコーマーチ〜県立明日香工業高校行進曲 〜』 脚本 - 森ハヤシ 演出 - 田村直己(1)(2)(5)(7)、塚本連平(3)(4)(8)、日比野朗(6) プロデューサー - 横地郁英、浅井千瑞 FUNKY MONKEY BABYS「それでも信じてる」  http://www.tv-asahi.co.jp/asuko/

第8話 最終章!!母が帰ってきた…秘密を抱えて!?男子25人の涙
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夏休みが終わり二学期へ。
直は身も心もドップリ、アスコーに染まっていた。
実習の時に着る"つなぎ"を着替えようとせず、男子が着替え
している教室も全く気にならなくなる。完全に居心地の良い
場所だった。

有人が寝坊して遅刻してくるところを、直はばったり鉢合わせ
する。告白し振られた手前気まずい二人。
しかも有人の後ろからは玉木がやってきて、彼とも鉢合わせす
る。夏休みに告白されるも未だに返事が出せずにいた。
玉木が遅れてきたのは、電機配線士の資格を来年受けるために
資料を集めていたからだという。

直は加奈子に今の自分の気持ちを話して相談する。
玉木に対してどう返事して良いか分からない事を語ると、
返事にも締め切りがあるので気をつけろという。直の気持ち
は有人にあり、断れば玉木との友情関係に壊れるので怖いの
か?と言われる。

直は帰宅すると、なんと家にはシンガポールで起業している
母・歩の姿があった。歩は勝手に直の部屋に入り、彼女の
荷物を荷造りすると、貴方には来月からシンガポールに留学
してもらうという。
歩と食事すると、母親の指に結婚指輪が無いことに気がつく。
父と何かあったのか?と尋ねるが、母は何でもないという。
仕事で三週間は日本に滞在するので、シンガポールには来月
からだと言われる。既に入学も決めてきたと。直は勝手に
決めないでと訴えるが、エアメールの中で貴方が望んだ事で
はないか?という。

直は学校に行くとクラスメートたちに相談する。
母は決めたら意見を貫き通す人であること。
そんな中、歩が突然学校に見学しにきた事を知り、クラスメイ
トたちに、今日だけは真面目な生徒を演じて欲しいという。
そうしないとシンガポール行きが確定すると・・・。
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母親が突然帰国する。
苦しいときに何の相談にも乗ってくれなかったのに、帰国する
と同時に留学を求められる直は反発心を抱いていく。
母からこのままアスコーに在籍する事で、将来の見通しはある
のかと問われ、アスコーでしか出来ないこととは何かと聞かれ
て返答に困ってしまう。

今まで直に頼りっきりのエピソードも、今回はクラス全員で
直を助けるためにフォローしていく流れが存在していた。

マジメな生徒のフリをしたり、女装する辺りのやりとりは
かなり笑える物があり、センスとしても申し分ない。

何故か母親が直の男関係にばかりは食いついた辺りが違和感
が有ったけど、直の事を理解しようとしてくれている現れなの
か。これが男親の方ならば、そう穏やかな話ではないのだろう
けどね。

女性一人の教室故に、甘えられているハズだという先入観を
逆手に取り、実は自分たちこそ助けられているという主張は
響くものがある。これだけ馬鹿なことに付き合っている
生徒達の姿を見れば、直に対して絶大な信頼感を寄せている
事が明らかだろうしね。

女性同士のクラスだと変な派閥とか出来て居心地悪そうだけど
馬鹿な程単純な男性生徒たちの前では、直も居心地がよさそう
だね。桃ちゃんのように男性に色目を使って取り合いとか
なると殺伐とした状態になるのかもしれないけどね。

大多数が辞めるという工業高校も気がつくと、1年A組も辞める
人が殆どいない事からも、直の存在の大きさを感じるかな。

加奈子先生の制服姿、是非見たかったです。