バーテンダー (2011年1月期・テレビ朝日・金曜23時枠) 原作・城アラキ／漫画・長友健篩 脚本：高橋ナツコ(1)(2)、日比野正和(3)(6)、山浦雅大(4)(5) 演出：片山修(1-3)(6)、田村直己(4)、二宮崇(5) ゼネラルプロデューサー：横地郁英 プロデューサー：中川慎子、大江達樹、原藤一輝、中沢　晋 http://www.tv-asahi.co.jp/bartender/

第6話 一番大切な人、倒れる…!!別れのカクテル
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佐々倉は、"さくら食堂"の女将・寿がテニスで腕を痛めて店に
出られなくなったために変わりに手伝う。

一方フランス大使館主催のパーティーの為に急遽、ラッツホテル
のチーフバーテンダーの加瀬五朗が帰国。G&E出版社では加瀬
を取材することになり、美和が担当することになる。加瀬は
佐々倉をクビにした人物。一体二人の間に何が有ったのか。

美和がラパンに居ると、客から注文が入る。
ウォッカアイスバーグとジントニックの注文。それを聞いて
佐々倉は一瞬手を止める。
そんな中、美和の元に電話が鳴る。なんと祖父・泰三が倒れて
病院に運ばれたというもの。すぐに佐々倉と共に病院に行くと
元気な祖父の姿があった。ちょっと目眩がしただけだという
泰三に対して美和は激怒。佐々倉は何事もなかったことに
安堵の表情を見せる。

そんな泰三の病室に加瀬がやってくる。
泰三によると一緒に食事をしている時に倒れて、彼に運んできて
もらったとの事。美和はお礼と共に、今度取材させて貰う事に
なった事を告げる。佐々倉は加瀬を見るとお久しぶりですと
挨拶する。
佐々倉は加瀬を見送っていくときに近況を語ろうとするが、
加瀬は話す必要がないという。もうお前とは師匠と弟子の関係
ではないという。

佐々倉は加瀬の元で働いている際に、客からウォッカアイス
バーグとジントニックの注文を受けたことを思い出す。
ウォッカを混ぜたスプーンを使ってジントニックを混ぜた事で
客は激怒し、本当に欧州のカクテルコンテストに優勝したのか
と言われたことが有った。その時、加瀬からは何故真剣に
向き合おうとしないのかと言われ、そこでクビになっていた。

美和は退院した祖父の元に行く。
大使館主催のパーティーの計画で忙しくしていた泰三。
そんな中、カーディナルのメーンバーのチーフバーテンダーの
決断を求められ、3週間後に結論を出す事を告げる。
また現在、パーティーの為にフレンチシェフの山之内清治と
トラブルに有る事を語る。
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急遽フランス大使館主催のフェアの為に帰国した加瀬五朗と
フレンチシェフの山之内清治。
加瀬はかつての佐々倉の師匠なだけに、なかなか顔を合わせ
づらい中で、彼が居る前で山之内に酒を振る舞うことになる
が・・・

佐々倉と師匠である加瀬の間に一体何があったのか。

過去と向き合い、前に進むという意味でとても興味深い内容
だった。
更には葛原隆一の事情にも触れられ、彼が何故完璧を目指すの
かが明らかになる。

客の注文するカクテルを完璧に作るバーテンダーが良いのか。
それとも客の心情を察して、今の彼に足りないカクテルを
出してくれるバーテンダーが良いのか。なかなか結論づける
のは難しいけど、オーナーがどんなバーにしたいのかに依る
所が大きいのかも知れない。

佐々倉が犯したミスとは、ちょっと考えられない初歩的なこと
にも感じるけど、それだけ欧州カクテルコンテストで優勝が
彼を有頂天にさせたのだろうか。相葉君の中には有頂天になる
というキャラクターが見えてこないけど、確かに向上心とか
目的意識が欠如している感じは、上手く伝わった来るところが
有ると思う。

本気を出していない佐々倉と比べられる葛原の怒りというのも
なんとなく分かるものだったね。