バーテンダー
(2011年1月期・テレビ朝日・金曜23時枠)

原作・城アラキ/漫画・長友健篩
脚本:高橋ナツコ(1)(2)、日比野正和(3)(6)(7)、山浦雅大(4)(5)
演出:片山修(1-3)(6)(7)、田村直己(4)、二宮崇(5)
ゼネラルプロデューサー:横地郁英
プロデューサー:中川慎子、大江達樹、原藤一輝、中沢 晋

http://www.tv-asahi.co.jp/bartender/



第7話 最終章!!さよなら…ラパンの日々
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美和の祖父・泰三が倒れる。
担当医によると今度発作が起きたら命の保証はないという。
美和はお爺ちゃんが死んだらどうしようと佐々倉に不安を吐露
する。佐々倉は泰三の容体について尋ねると、祖父は心臓の病
を患っており、だからチーフバーテンダーを探すのを急いで
いた事を語る。
そんな中、泰三の意識が戻る。
泰三は夢を見ていたとし、若い頃のラパンの夢だという。
美和は意識が戻ったことに安心する。

佐々倉は仕事に戻ると三橋からは、会長はオープンの為に無理
をしていたのかもしれないなとし、しかしバーテンダーは悲し
い顔をしていてはダメだと引き締め直す。

そんな中、店には医師・
君島瑠美が来店する。

その頃、一流の三竹商事に勤める
早瀬宏昭は部下・理恵の失敗
を庇い自ら責任を問われていた。
上司からは部下を庇って良い格好をするのも良いが、自分の身
も少しは守った方が良いと言われる。

早瀬もバー・ラパンに来店する。
彼は
バンブーと呼ばれるカクテルを注文すると、カウンターの
隣に座っていた瑠美も同じ物を注文するという。早瀬は彼女
が葉巻
(ロミオ・イ・フリエタ)に火をつけているのを知って、吸って
いないのであれば消してくれないかと告げる。バンブーは香りが繊細な
カクテルだとし、葉巻の臭いで台無しだという。しかし瑠美は貴方が
カクテルに拘るように私も葉巻の煙を見ていたいのだという。
バーは身勝手な子供が来るところではないと言うが、偏屈な
大人が来るような所でもないと言い換えされる。
早瀬は激怒し、瑠美の葉巻を消して店を出て行ってしまう。

薫は閉店後、
ダイススタッキングの練習をする。
それを見ていた佐々倉。今日の早瀬は大人げなかったと薫は
指摘。佐々倉は彼のことを聞くと、妻が病気で5、6年前に
失っていることを聞く。

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美和の祖父が倒れる中で、佐々倉は泰三が何故ホテルのメイン
バーに拘るのかを知っていく。
一方店には、医師と商社マンの不思議な出会いが起きる。

バーでの客同士の出会いというものを面白く盛り上げた話
だった。
それぞれに事情を抱えていて、互いの関係を繋ぐ橋渡し的な
役割を佐々倉がこなしていく。

葉巻を吸い終わる頃には互いに関係が近付いているであろう
事は想像に難くないけど、葉巻の本数が少なくなるに
つれて逆に切なさなんかも味わえると良かったかな。
ただ今回同時にカーディナルのエピソードも描いたこともあっ
て、あまり一つのエピソードに言及できなかった部分も有るの
かもしれない。

今回はフランスフェアで佐々倉の師匠でもある加瀬がシェイク
を握るという事で、バーテンダーとしてどんな味を見せるのか
興味深い物があった。
ただ見ていると、今まで佐々倉がしてきた事と全く違う物が無く
インパクトという面では、少々物足りなかった感じもする。

佐々倉は自分に足りない物を考えていくことになるけど、既に
その答えを、これまで佐々倉は態度で示してきている気がする。

さて最終話はどちらがメインバーテンダーの座を射止めるのか。

佐々倉溜(26)…… 相葉雅紀 (欧州カクテルコンテストで優勝)
来島美和(23)…… 貫地谷しほり (G&E出版社の記者)
杉山薫(32)…… 荒川良々 (BAR「ラパン」のバーテンダー)
三橋順次(40)…… 光石研 (BAR「ラパン」のチーフ)
桜肇(45)…… 尾美としのり (食堂「さくら食堂」のおやじさん)
桜寿(40)…… 西慶子 (「さくら食堂」の女将)
葛原隆一(32)…… 金子ノブアキ (凄腕バーテンダー)
来島泰三 (72)…… 津川雅彦 (美和の祖父で、来島グループの会長)
五木瑤子 …… 池津祥子 (G&E出版社の編集長)
加瀬五朗 …… 竹中直人 (溜の師匠)
東京ワンダーナイト編集部員役 …… 石丸奈菜美


早瀬宏昭 …… 別所哲也 (商社マン)
君島瑠美 …… 佐藤江梨子 (小児外科医)

春田純一、越村公一、窪園純一、コビヤマ洋一、吹上タツヒロ
松本若菜、岩崎泰次郎、田所二葉、兼平由佳理、島本真衣(アナ)


評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

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