ビターシュガー
(2011年10月期・NHK・火曜23時枠・よる☆ドラ)

原作 : 大島真寿美「ビターシュガー」「虹色天気雨」
脚本 : 今井雅子
音楽 : 田中拓人
演出・西谷真一
主人公:矢井田瞳「間違いだらけのダイアリー」

http://www.nhk.or.jp/drama/bittersugar/
http://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/24000/91314.html





第3話 泥沼な女たち / 最悪な男運を吹き飛ばせ
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奈津の家庭を助けようとして、市子は憲吾は魔性の女・辻房恵
と共に合唱コンクールに来るところを抑えようとするが、
実際に彼女が連れてきたのは、元彼で今でも復縁することを
密かに思っていた岩本耕太朗だと分かる。

39歳という年齢によって踊らされる女性たちの姿を描いた
話だった。

今回ついに奈津の父・憲吾が初めて登場したわけだけど、関心
するのは、今年3月に起きた震災によって影響を受けた人間と
いう役所を早くも10月期のドラマの中にネタとして盛り込んで
来た所だ。

センスの良さは至る所で感じるけれど、耕太朗の語った
"もう一度やり直せたら"という言葉の後の意味を問うシーン
でのやりとり周辺は、なかなか見せ方としても良くできていた
と思う。"私ならばちゃんと終わらせたい"とする辺り、強がり
が入っているかも知れないが、上手く前向きな姿勢を見せられた
し、裸足で歩く市子の姿は開放感に満ちていてとても良い感じ
の女性像を築き上げている。

三人の関係性が分かる温泉でのエピソードはなかなか良い雰囲
気で撮られていたし、奈津の娘である美月の存在が月日の流れを
感じさせると共に、エピソードを上手くかき回すような役割を果たして
いる。

旭とまりと三宅の駆け引きなどなかなか複雑な物が有って
楽しいね。

江島市子 …… りょう (映画ライター)
橋本まり …… 和久井映見 (ウィンドウ・ディスプレー・デザイナー)
五十嵐奈津 …… 鈴木砂羽 (元モデル)
五十嵐憲吾 …… カンニング竹山 (夫、房恵と不倫?)
岩本耕太朗 …… 袴田吉彦 (市子の元彼、一年前別れる)
飛沢旭 …… 忍成修吾 (カメラマン、まりと付き合う)
五十嵐美月 …… 荒川ちか (娘)
辻房恵 …… 井上和香 (市子らの友人)
三宅拓巳 …… 豊原功補 (カメラマン)
江島浩子 …… 山口果林 (市子の母)
内藤真治 …… 東儀秀樹

写真の中の市子 …… 松浦りょう
写真の中のまり …… 田中梨花
写真の中の奈津 …… 指出璃貴


恋愛映画の男 …… 尾関伸嗣
恋愛映画の女 …… 柊子


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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