ビターシュガー (2011年10月期・NHK・火曜23時枠・よる☆ドラ) 原作 ： 大島真寿美「ビターシュガー」「虹色天気雨」 脚本 ： 今井雅子 音楽 ： 田中拓人 演出・西谷真一 主人公：矢井田瞳「間違いだらけのダイアリー」 http://www.nhk.or.jp/drama/bittersugar/ http://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/24000/91314.html

第4話 甘い秘密 / 親友の元カレと同居が発覚？
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市子の元にやってきた三宅は、旭との間に何があったのか全て
の事情を告白し、何処か遠くに行かないように旭の荷物を
預かって欲しいと頼む。しかしまりにはその事が言えず、
更には二、三日という事で旭を自宅に泊めた為に、益々バレ
たら誤解では済まない深みにはまっていく。

友人・異性との距離感が程よい感じで描かれ、親友関係の中
でも言えない状況を上手く作ったことで、ドラマとしては
面白く描かれた。

アメリカのドラマを見ていると、親友の元彼との恋愛は御法度
であり、その暗黙の了解を破ったときの関係は、例え親友と
いえども凄いことになる事は必至だけど、その辺は日本人
としての価値観と比較として面白く映るし、果たして市子と
旭の関係は成就していくのか。

一つの秘密から始まり全方位的に秘密の輪ができてしまうと
するシナリオの流れは妙味を生んでいるし、ばれそうでばれ
ない辺りのスリル感は所詮ドラマだからと割り切ってみられ
る分、楽しさとして見ることが出来る。

雨降って地固まる様に、食事を共に囲んだ後には、また
定位置に戻っていく辺りの関係が、上手く友情の絆とし
て描かれ、希薄な現代の人間関係が有る状況の中で、うらや
ましさというものを上手く喚起していると思う。
トラブルメーカーっぽい役割の美月とその他のキャラクター
の関わり合いを見ているだけで、このドラマに於ける友情関
係の一端という物を感じることができる。

最後にみんなで一つの部屋に泊まりながら関係を修復していく
辺りのシーンがまた上手く撮れているね。