ビターシュガー (2011年10月期・NHK・火曜23時枠・よる☆ドラ) 原作 ： 大島真寿美「ビターシュガー」「虹色天気雨」 脚本 ： 今井雅子 音楽 ： 田中拓人 演出・西谷真一 主人公：矢井田瞳「間違いだらけのダイアリー」 http://www.nhk.or.jp/drama/bittersugar/ http://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/24000/91314.html

第10話 愛があふれてる / ４０歳は人生崖っぷち！？
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耕太朗と再会しプロポーズされた市子。
40歳を目の前にして年齢的に出産・結婚もボーダーラインで
ある事を悟った市子は、その後押しを受けて結婚に傾き始める
も、キスした瞬間に市子の中にある本当の自分の心情が浮かび
上がってくるのだった。
そんな折り、三宅から40歳の誕生日を盛大に祝おうとの話を
持ちかけられる。

どうしても月9の「私が恋愛できない理由」と被ってしまう
一面があるな。
市子が耕太朗と復縁するのか否かの中に、海外へ行くとする
要素・障壁且つ、自分の生活スタイルの変化を求めるものが
存在し決断を難しくさせる辺りは、そのまんま香里奈&田中圭
くんのエピソードと似たような形だ。

海外に行くことで自分を見つめ直すとか時にはそれも必要
なのだろうけど、旭の流れもやや都合が良過ぎる感じがしな
くも無い。

グループホームを作って保証を得ることで、人生の負担を
軽減させるというのは面白いものだし、年齢に縛られずに
自分の生き方を貫くことの出来るものだという事で、市子の
決断の中に上手い形でアシストした格好だった。

最後には散々冒頭のナレで語られている"恋の甘さをもう一度
味わいたいが、あの苦さは二度と味わいたくない"とする一節
をセリフの中に上手くとけ込ませていたし、優しいだけの男性
が実際には本当に優しいのかどうか分からない事のように、
苦さを味わってこそ甘さはより引き立つという展開を上手く
描けていたと思う。

ドラマ中に出てくる映画の主人公が三人という辺りも、オチと
して上手く締められていたと思う。