僕とスターの99日
(2011年10月期・フジ・日曜21時枠)

脚本 - 武田有起
音楽 - 小西香葉、近藤由紀夫
企画統括 - 成河広明
企画 - 成田一樹、太田大
プロデュース - 千葉行利、大久保智己
演出 - 国本雅広、大久保智己、千葉行利、爲川裕之

http://www.fujitv.co.jp/99days/index.html





第7話 今夜、運命のキス!ついに恋が走り出す
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ユナは航平の夢を応援しようと別れを決意するも、航平は逆に
ユナとの約束を優先しようとして、嘘をついて天文台の仕事を
断る。ユナとは再び関係が戻る中で、ユナと航平の関係が気に
なるガンモこと高鍋は、二人の関係を相変わらず探っていく。

このドラマの中では一番ボルテージの上がる話で、航平の人の
良さがユナに伝わっていく描写を描いた物だった。

ドラマとしてはとても面白く見られたけれど、どうしても
人伝えに航平の事をユナに伝えすぎる所があるな。
こういうのは言葉で伝えるのではなく、何かの拍子に相手の
意図なり嘘なりが偶然分かってしまう様な段取りだと、ドラマ
としては一段グレードの高いシナリオになりそうな感じはする。

航平とテソンの誕生日が一緒だったというのは、有る意味では
ユナにとっても何かを感じさせる相手である事を上手く示唆
しているし、誕生日に間に合わず、翌日、そして二日後にまで
ズルズルと誕生日ネタを引きずっている辺りはちょっぴり
笑える物があった。

自分の為に夢を諦めさせた事。また自分は恋愛の対象ではなく
ボディガードとしての存在でしか見られていないと分かった
時の失望感と複雑な心情は伝わるものが有るし、もどかしい
状況を上手く韓国語で語ることで、航平にも色々と考える機会
というものを与えたのでは無かろうか。

ガンモが自らの過去を受け入れていく描写も上手くできている
し、そのきっかけを作った航平にガンモも心を許していく流れ
は上手く整った感じがするね。

このドラマ、脚本家は固定だけど演出家は今回で4人目の爲川裕之
さんだった。バレーボールで度重ねる延長による不運な一面は
有るけど、7.8%まで下がってしまった視聴率の言い訳にはして欲しく
ない所だね。

並木航平 …… 西島秀俊 (警備員)
ハン・ユナ …… キム・テヒ (韓国の俳優)
並木桃 …… 桜庭ななみ (娘)
芹沢直子 …… 朝加真由美 (ユナの事務所の社長)
並木雪子 …… 生田智子 (航平の妻)
近藤保 …… 石黒英雄 (警備会社)
夏目純吉 …… 古川雄輝 (高鍋の付き人)
三枝恵実子 …… 倍賞美津子 (警備会社社長)
橋爪和哉 …… 要潤 (カメラマン)
高鍋大和 …… 佐々木蔵之介 (俳優)

テソン …… テギョン (黒服"JUSTIN")
沼田光代 …… 片桐はいり (たこ焼き屋、大家)
並木菫 …… 石橋宇輪 (娘)
並木蓮 …… 椙杜翔馬 (息子)
チョン・ヒジン …… 韓英恵 (付き人)
三上百合子 …… 彩也子 (ドラマスタッフ)
熊田梢 …… 加藤あい (天文学者)


摩耶聖子、豊田留妃、田中奏生、遠藤真人、石崎諒子
石崎翔子、小泉ゆい


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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