僕とスターの99日
(2011年10月期・フジ・日曜21時枠)

脚本 - 武田有起
音楽 - 小西香葉、近藤由紀夫
企画統括 - 成河広明
企画 - 成田一樹、太田大
プロデュース - 千葉行利、大久保智己
演出 - 国本雅広、大久保智己、千葉行利、爲川裕之

http://www.fujitv.co.jp/99days/index.html





第10話 愛する者達の贈り物 俺だけの星を見つけた!
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ユナは航平との関係を優先し、彼を守るために女優の引退を
宣言する。撮影しているドラマが終了するまでは女優の仕事を
続けるが、社長の下を離れて一人暮らしを始める。航平は
そんな彼女を見守っていくが・・・

両想いで有ることを確認しつつも、付き合い・結婚にまでは
至らないとする、恋愛ドラマにありがちな面倒で難儀な展開。

航平がユナの為に夢を捨てようとした事実に対して、ユナも
また同様に航平との関係を優先して、女優の活動を辞めようと
するということで、負のスパイラルに陥る恋愛貧乏なカップル
の構図を描いた感じ。

橋爪がキーマンとなる辺り、橋爪との関係、そして彼のキャラ
クター性の掘り下げが十分に行われていないこともあり、ただ
ただ不自然な形にしか見えない所が残念だった。

綺麗な形で別れたかなと思いきや、青春ドラマにありがちな
別れて見て初めて気がつくパターンって事で、その事を告げに
いくのがまた空港という昔からありがちなシチュエーション
作りだけど、近年では韓国ドラマの方がこのパターンは踏襲
されているので、劣化した韓国ドラマっぽい味付けとばかり
感じるものになってしまった。一体このドラマ、ターゲット層
は韓国ドラマ好きの日本人なのか、日本のドラマをインター
ネットで見ている韓国に向けたドラマなのか、アジアを意識
したドラマなのか全く分からなかった。

社長が突然警備会社を辞めて屋台に走る辺り、本来ならば
目の前の航平たちのしている事に感化されて自分も好きなこと
をやろうという気になったという下りがあるのだろうけど、
そういうシーンをもう少し丁寧に描いていけば良いのになと
思わせるものばかりだった。

並木航平 …… 西島秀俊 (警備員)
ハン・ユナ …… キム・テヒ (韓国の俳優)
並木桃 …… 桜庭ななみ (娘)
芹沢直子 …… 朝加真由美 (ユナの事務所の社長)
並木雪子 …… 生田智子 (航平の妻)
近藤保 …… 石黒英雄 (警備会社)
夏目純吉 …… 古川雄輝 (高鍋の付き人)
三枝恵実子 …… 倍賞美津子 (警備会社社長)
橋爪和哉 …… 要潤 (カメラマン)
高鍋大和 …… 佐々木蔵之介 (俳優)

テソン …… テギョン (黒服"JUSTIN")
沼田光代 …… 片桐はいり (たこ焼き屋、大家)
並木菫 …… 石橋宇輪 (娘)
並木蓮 …… 椙杜翔馬 (息子)
チョン・ヒジン …… 韓英恵 (付き人)
三上百合子 …… 彩也子 (ドラマスタッフ)


犬飼若博、鵜円谷秀太、森谷ふみ、つちうら潤
斉木美帆


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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