ブルドクター
(2011年7月期・日テレ・水曜22時枠)

脚本:橋部敦子
音楽:梅堀淳、RIKU、榊原大
演出:久保田充(1)(2)(3)、長沼誠(4)、本間美由紀
医事監修:岩瀬博太郎
チーププロデューサー:田中芳樹
プロデューサー:戸田一也、国本雅広、大塚英治
「Far As The Sky」 / CHARICE

http://www.ntv.co.jp/bull/index.html





第4話 解剖vs心臓移植!究極の選択
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珠美の息子・康介は自宅に友達を連れてくるとして公園に出かけ
その帰りに知佳を連れて帰ってくる。二人が知り合いだった事
に驚く珠美。逆上がりを手伝ってもらったと康介は語る。

知佳は帰りに神社で絵馬に願い事を書いてから帰宅しようとす
ると、そこで女性が倒れているのを目撃する。
女性は
紺野瑠璃(20歳)。すぐに救急車を呼ぶも、くも膜下出血
によって脳死に至る。ドナーカードには、親族優先で臓器提供
を希望することが書かれており、瑠璃の
母・佐江子は心臓の病
を患っていることを知る。
しかしくも膜下出血の原因は、病気による物なのか打撲かが
判明していなかった。事件性が有るかないかは、臓器提供に
於いては重要な事で、事件だと認められれば司法解剖に回される
為に臓器は移植できない。知佳は珠美に外表検査を頼む。
特にバッグの中身も盗まれた形跡がない事や争った跡なども
無いことから、事件性は無いと判断される。

瑠璃の母・佐江子と
父・洋平を呼び出し、臓器提供のことを
語るが、母は娘からもらえる訳がないとして、移植を拒む。

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脳死した娘からの臓器提供を拒む母。そんな母親を説得して
臓器移植が行われようとするも、脳死した娘は何者かによって
殺害された可能性が疑われていく。他殺ならば臓器移植は
出来なくなる為に、知佳はその判断に頭を抱えていく。

前回妙に話がつまらなくなったけれど、今回はまた一気にドラマ
が面白くなった。

意外なのは早くも康介と知佳が習字教室で繋がっている事が
珠美に発覚してしまう流れだけど、習字を使った面白いやりとり
がまたなかなかのセンスで楽しませてくれた。

ドラマとしては検視解剖がメインだと思っていたけど、それを
取り巻く珠美や知佳自身の私生活も随分大きなウエイトを締め
ており、なかなかバランス良く描かれている。

今回は珠美の企みにどの時点で視聴者が気がつくのかが、
一つのポイントとなっていた。エレベーターが止まった時点で
既に珠美の企みだと感づいたけど、上手いこと知佳の身になっ
て計画を練ったなと思う。

移植後の司法解剖については、確かに心臓と頸椎辺りの傷跡
は部位が違うけど、ラリアットをくらっていれば当然外傷
位残りそうな気がする。また臓器移植は心臓だけでなく、様々
な臓器が同時に抜き取られると思うので、そんな状態では
確かに証拠能力が有るのかどうか疑われそうな感じだね。

大達珠美 …… 江角マキコ (上都大・特任准教授)
釜津田知佳 …… 石原さとみ (武蔵警察署)
名倉潤之助 …… 稲垣吾郎 (上都大・准教授)
武田美亜 …… 志田未来 (上都大・学生)
成海耕平 …… ブラザートム (法医学)
松岡あやめ …… さくら (法医学)
藤村春輔 …… 大野拓朗 (法医学)
大達康介 …… 青木綾平 (珠美の息子)
和泉浩二 …… 池田成志 (刑事・課長・知佳の上司)
神岡善彦 …… 阿南健治 (刑事・知佳の同僚)
八代健吾 …… マギー (法医学)
大達高広 …… 市川亀治郎 (珠美の夫・外科医)
中川瑞江 …… 市毛良枝 (珠美の母、書道教室)
武田伸生 …… 小日向文世 (上都大・教授、病気?)

山崎画大、今里真、宮寺智子、小野明日香、工藤えみ


紺野佐江子 …… 中村久美 (母)
紺野洋平 …… 小林隆 (父)
紺野瑠璃 …… ゆき (娘)
涼子 …… 井村空美 (被害者)

牧野ステテコ、南好洋、窪寺昭、香川夏、山中庸正、野貴葵


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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