ブルドクター
(2011年7月期・日テレ・水曜22時枠)

脚本:橋部敦子
音楽:梅堀淳、RIKU、榊原大
演出:久保田充(1)(2)(3)(6)、長沼誠(4)(7)、本間美由紀(5)
医事監修:岩瀬博太郎
チーププロデューサー:田中芳樹
プロデューサー:戸田一也、国本雅広、大塚英治
「Far As The Sky」 / CHARICE

http://www.ntv.co.jp/bull/index.html





第7話 医療ミス!?夫を告発した女医
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高広が36時間の勤務明けに救急搬送されてきた患者・梶田弘樹
の手術を執刀する。小脳梗塞の手術は無事に終わるが、後日
回復後にリハビリしている途中で、突然彼は亡くなってしまう。
果たして医療ミスによって引き起こされた死なのか。

ドラマとしては、解剖によって死因を探る中で、夫婦間の葛藤
が有ったり、外科医と法医学者との違いをそれぞれ浮かび上が
らせる感じの内容だった。

冒頭で康介が両親は同じ医者でもやっていることが全く違う
という前振りが良い感じでドラマに厚みを持たせた感じがする。

解剖に至る過程も工夫がしてあり、面白いバリエーションの
付け方で、珠実が実際に執刀せず処理したことや、法医学教室
内での、時期教授を狙った名倉と武田伸生のちょっとした
駆け引きが、ドラマとしては面白くあぶり出される。

下手すると伸生は名倉の言いなりになりそうな感じだし、
必要以上に医師として遺体と向き合おうとしない名倉の性格に
教授としての器だったり、人間的な感情を感じないけど、
一応彼の中でもそんな感情が存在している事が、節々に描かれ
珠実によって心を揺さぶられている感じがなかなか興味深く
映る。

今回の遺族である母親の久美子は、医師の責任に押しつける
事で息子の死をやり過ごそうとしていたのに、真実を聞かされ
自分にも息子の死の責任の一端が有るのではないかという
結論を持ってくることにより、ちょっぴり微妙な心情を植え付
けたような感じもする。人の責任にしていた方が、有る意味
では早く立ち直れたのではなかろうか。

ドラマとはいえ、冒頭のちょっとしたキャンプシーンを描く
だけに別班でロケに行かねばならない辺り、役者も大変そう
だね。亀治郎さん、殆ど眠りに行っただけのような役だった
し。

大達珠実 …… 江角マキコ (上都大・特任准教授)
釜津田知佳 …… 石原さとみ (武蔵警察署)
名倉潤之助 …… 稲垣吾郎 (上都大・准教授)
武田美亜 …… 志田未来 (上都大・学生)
成海耕平 …… ブラザートム (法医学)
松岡あやめ …… さくら (法医学)
藤村春輔 …… 大野拓朗 (法医学)
大達康介 …… 青木綾平 (珠美の息子)
和泉浩二 …… 池田成志 (刑事・課長・知佳の上司)
神岡善彦 …… 阿南健治 (刑事・知佳の同僚)
八代健吾 …… マギー (法医学)
大達高広 …… 市川亀治郎 (珠美の夫・外科医)
中川瑞江 …… 市毛良枝 (珠美の母、書道教室)
武田伸生 …… 小日向文世 (上都大・教授、病気?)

山崎画大、今里真、宮寺智子、小野明日香、工藤えみ


青木綾平、牧野ステテコ、長野里美、吉満涼太、中島広稀
玄覺悠子、恒吉梨絵、和多谷沙恵、中野あき、草壁晶子、田口寛子


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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