DOCTORS 〜最強の名医
(2011年10月期・テレ朝・木曜21時枠)

脚本:福田靖
演出:本橋圭太、猪原達三
プロデューサー:三輪祐見子、及川博則、松野千鶴子
ゼネラルプロデューサー:黒田徹也
主題歌:JUJU「Lullaby Of Birdland」

http://www.tv-asahi.co.jp/doctors/





第8話 500グラムの命を運ぶ11時間の超絶オペが、今始まる!!
--------------------------------------------------------

--------------------------------------------------------

相良の手術を森山が担当することになる。
相良さえ居なければ堂上総合病院でのエースの座は不動のもの
となる事は明らかで、森山は執刀しながらも、ここで相良の息の
根を止めるべきかの葛藤が訪れるが・・・

相良の手術が成功することは明らかだけど、流石に癌の手術
をした後に、間髪入れずに光太郎の生体肝移植の件をどう処理
していくのか気になる内容だった。

森山を使った数々のコメディとも言えるシーンの数々は、
多少オーバーな演出が有ったとは言え、どの流れも興味深かっ
た。
自分の身を犠牲にしてでも信頼感を得ることの必要性に迫られ、
他人からの信頼を得るためには自分の身を捧げた相良の作戦
勝ちと言った流れは上手く描かれていたと思う。

ドラマとして上手くできていたのはやはり相良の存在だけで
は、森山の心は動かなかったと思うが、仙石会という巨悪が
存在したことで、上手く纏まりを見せてしまった所である。
元々下地は相良が作っていたので、後はプライドの問題なの
だろうけど、最後の一押しを上手く屈辱感で後押しした
感じ。

相良を眺める佐知の切ない視線も所々に感じたし、皆川先生
が相良を必要としている所も見て取れるので、なかなか良い感じ
で二人の女性との関係を保っている印象がある。

亡き奥さんへの忠誠に近い相良の性格が彼の人間性を形作って
いるだけに、佐知から食事に誘われるシーンなど、ムーディな展開
になっても良いはずなのにそうなれないところはちょっぴり残念
だった。

最後の手術はもはやどんなトラブルが起きようとも成功の流れ
しか演出されないわけで、気楽に見ることは出来た。
その中で医師達全員の意識の変化が描かれていた所は、この
ドラマの総括として上手く魅せられたのではなかろうか。

堂上総合病院
相良浩介 …… 沢村一樹 (外科医)
森山卓 …… 高嶋政伸 (外科医)
宮部佐知 …… 比嘉愛未 (看護師)
相原亜美 …… 黒川智花 (看護師)
渋谷翔子 …… 滝沢沙織 (製薬会社MR)
高泉賢也 …… 敦士 (外科医・森山派)
佐々井圭 …… 正名僕蔵 (外科医・森山派)
段原保 …… 尾崎右宗 (外科医・森山派)
千住義郎 …… 斉藤陽一郎 (外科医・森山派)
田村戸紀子 …… 宮地雅子 (看護師)
吉川みずき …… 阿南敦子 (看護師)
中村恵 …… 下宮里穂子 (看護師)
桃井正一 …… 小野武彦 (事務長)
皆川和枝 …… 伊藤蘭 (内科医)
堂上たまき …… 野際陽子 (院長)
相良真希 …… 中村ゆり (相良の亡き妻)

田口寛子、羽村純子


八代孝史 …… 松尾諭 (夫、継父)
八代美佐 …… 秋本祐希 (妻)
八代光太郎 …… 澁谷武尊 (10歳、肝硬変)
高杉誠 …… 水橋研二 (光太郎の父)
高杉尚子 …… 游井亮子 (31歳、誠の妻)
高杉礼美 …… 信太真妃 (娘、小学2年生)
仙石大吾 …… 柴俊夫 (西都大医学部教授)
神山慎一 …… 小林隆 (東京医療大学)
萩原伊知郎 …… 三上市朗 (医師、仙石会)
甲斐三郎 …… 西ノ園達大 (医師、仙石会)
ナナ …… 伊藤久美子 (キャバ嬢)

青島健介、中脇樹人、田崎トシミ、古澤蓮
石井テルユキ、板倉光隆、岡田一輝、前田龍輝
柳井陽子、林原慎二、田辺桃子


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system