ドン★キホーテ (2011年7月期・日テレ・土曜21時枠) 脚本 - 大石哲也、根本ノンジ 演出 - 中島悟、大谷太郎、松永洋一、松原浩 プロデューサー - 山本由緒、渡邊浩仁 協力プロデューサー - 松原浩 SPYAIR「BEAUTIFUL DAYS」 http://www.ntv.co.jp/dq/

第10話 あばよ児童相談所
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組の結成記念まで2週間。この日までに次期総長が決められる。
鯵沢は鯖島に、その為のアピールとして組長討論会を要求し
二人は組員が居る前で話し合いが行われることになる。
怖じ気付く鯖島だが、城田が二人で力を合わせればピンチは
乗り越えられるとして、鯖島を鼓舞する。

城田と鯖島、それぞれに今の仕事に就くことになった動機と
なるエピソードを知ることで、所詮は他人の人生だとして
真剣に向き合っていなかった互いの人生に深く関わり合いを
見せていく話だった。

これまでのエピソードの積み重ねによって、互いの職業に関
する理解は有る程度進んでいると思ったけど、それでも可愛い
のは自分とばかりに、優先すべき事は身体が戻ったときの自分の
職業・立場を守ること。
利害関係が一致していた事で今までは、協力し逢える間柄では
有ったけど、そんな状況を足下から崩して、上手く互いの存在
というものを改めて認識させた。

城田の児童福祉司についての理解は当然出来るものだけど、
鯖島側は、ヤクザもののエピソードなので、中身が城田で
有る鯖島に理解させるのはちょっと気の毒って感じの流れでも
有る。
ただ暴力は限りなく排除した流れであり、昔ながらの人情ヤクザ
の姿を全面に描いていたので、一般人でも理解させようと
する努力の見られる話だったね。

幸子のエピソードが短いながらも二人のエピソードに挟まれ
良い感じの役割を果たした。
城田に辞めないでと言えたのも、タイミングは悪かったけど、
上手く気持ちを口に出すことが出来た辺りは、なかなか良かった
と思う。