ドン★キホーテ
(2011年7月期・日テレ・土曜21時枠)

脚本 - 大石哲也、根本ノンジ
演出 - 中島悟、大谷太郎、松永洋一、松原浩
プロデューサー - 山本由緒、渡邊浩仁
協力プロデューサー - 松原浩
SPYAIR「BEAUTIFUL DAYS」

http://www.ntv.co.jp/dq/





第11話 予測不能のふたり
--------------------------------------------------------

--------------------------------------------------------

次期総長選出の日を三日後に控える中で、児童相談所では一年
間対応してきた村上家の事情に手を焼く。母・奈緒子は、
幼少期に娘・香の身体が弱かった事で、娘の事を気遣うあまり
潔癖性の様に、子供を外出させず過剰に無菌状態を保とうと
していた。

このドラマの良さはなんといっても児童相談所内の人間関係が
どんなにいがみ合っても憎めず、ファミリー感に溢れている
所である。
今期のドラマで言えば全開ガールのイクメンたちの関係性
と似たような所があるし、前クールのマルモのおきてなんか
でも上手く人間関係を形成していた。

エピソードがどんなに不遇であっても、彼らのやりとりだけ
を見るだけでそれなりに楽しさを演出出来るところは、この
ドラマの持つアドバンテージであろうか。

最終話はヤクザの跡継ぎ問題がいよいよ決着と言うことで、
暴力有り、銃撃戦有りと殺伐とした雰囲気が有ったけど、コメ
ディの枠で全てを収めていく。
ミネコが圧力を掛けられ児相を辞めさせられてしまうかも知れ
ない事や、ヤクザの跡目争いと子供奪取計画が同時進行して
しまう事で、色々と不安さを予感する要素は有ったけど、
その辺の流れは相当グダグダ感が有った感じは否めず、二つの
エピソードの絡みは不自然な感じはしたけどね。

互いの事に理解をし合えたところは面白い所だし、普段ならば
決して出会えない組み合わせを使ってドラマを形作っていく
ところなど、日本のドラマらしい素材の豊富さを上手く利用
した感じかな。

城田正孝 …… 松田翔太 (24歳・京浜児童相談所児童福祉司)
松浦幸子 …… 成海璃子 (17歳、街の不良娘)
水盛ミネコ …… 小林聡美 (43歳、京浜児童相談所所長)
難波亜希 …… 市川実和子 (36歳、児童福祉司)
児玉恭子 …… 紺野まひる (30歳、児童福祉司)
西脇宗佑 …… 三宅弘城 (40歳、児童福祉司)
野口楓 …… 田村愛 (27歳、児童福祉司)
大森真治 …… 渡辺憲吉 (54歳、小児科医)

鯖島仁 …… 高橋克実 (48歳、鯖島組組長)
鯖島あゆみ …… 内田有紀 (33歳、鯖島の妻)
兵頭大介 …… 松重豊 (42歳、鮫島組の若頭)
ヤス …… 山根和馬 (鯖島組)
ケン …… 青木健 (鯖島組)
鰯原修三 …… 鈴々舎馬風 (京浜連合総長)
鯵沢卓巳 …… 小木茂光 (跡目の対立候補)
エリ …… 河北麻友子 (幸子の友達)
ヒカリ …… 上田眞央 (幸子の友達)


村上奈緒子 …… 宮本裕子 (母、夫は単身赴任)
村上香 …… 遠藤瑠菜 (娘)
兎田亀男 …… 白竜 (ヤクザ)
秋山 …… 松永博史 (鯵沢の手下)
ナターシャ…… アナスタシヤ・シュストワ (鯵沢の女?)

俵木藤汰、候偉、関口あきら、テイ龍進
伊藤大輔、あべまみ、松田篤史


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system