Dr.伊良部一郎
(2011年1月期・テレビ朝日・日曜23時枠)

原作:奥田英朗著
脚本:八津弘幸(1)(2)(5)(7)、田中一彦(3)、高山直也(4)(6)
音楽:`島邦明
演出:橋伸之(1)(2)(3)(5)(7)、常廣丈太(4)(6)
プロデューサー:船津浩一、里内英司、松井洋子

http://www.tv-asahi.co.jp/irabu/



第7話 恋の三角バトル!!
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安保秀明IT企業サイバーロードの代表。
秘書には
井沢真紀がいて彼の仕事をフォローする。
この日安保は自らの出版本
"稼いで悪いか!"の出版記念のサイン
会を行う。そこで女子高生からサインに名前を入れて欲しい
とするが、
ひらがながどうしても思い浮かばなかった
秘書の真紀は病院に行った方が良いと告げるが、それを拒否す
る。しかし安保は伊良部ホールディングスの買収を目論んでお
り、敵情視察のためにも行かないかと言われて伊良部の診療室
を訪れることになる。

その頃伊良部の元には茜が来ていた。茜は慰謝料一億円など
要らないと告げ、さっさと別れようとして離婚届を持ってくる。
彼女には新しい金持ちの彼氏が出来た様子だった。
そこに安保がやってくると、茜は彼の傍に近寄る。彼が茜の
新しい彼氏だと分かる。マユミは茜に本当に良いのか?と問う。

安保はひらがなを良く忘れることを告げる。たまに言葉も出て
こなくなるという。その症状はひらがなぶっとび症候群だと
いう伊良部。若年性アルツハイマーも疑われるが、それ以外の
症状は出ていないとの事。伊良部は色々と話しかけるが、彼は
世間話など無駄だとして一切応じようとしない。仕方なく伊良部
は一本注射を打とうとする。しかし安保は何と注射なのか
患者にインフォームドコンセントする義務があると告げるが、
マユミは問答無用とばかりに注射を打つ。
その扱いに自分がこの事をblogに書けば、この病院などたちまち
患者が来なくなると告げる。自分は理屈に合っていない事は
納得できないと告げる安保に、じゃあひらがなには理屈がある
のか?と尋ねる。ひらがななんて非効率的なもの要らないと
思っていないか?と問う。
伊良部は安保が帰る際に、ひらがな練習帳を手渡す。

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無駄なことは大嫌いで秒単位で利益の為に働くIT企業の社長
安保は何故かひらがなを忘れることが多くなっていた。
言葉にも詰まるようになる事で、秘書は精神科医・伊良部の元
に診てもらうべきだと語る。

結局ひらがなを忘れてしまう病状は、キーボードとばかり向き
合っているからという事なのだろうか?
一種の職業病だとするけど、幼少期からキーボードと向き合って
いると、こんな状態も現実的に有ったりするのだろうか。

冒頭からアンポンマンなるアダナが付いている事に、愛称以外
の何か意味が有るのかなと思っていたけど、そんな名前の意味
合いが後半に上手く活かされた感じ。

茜と伊良部の関係について今回は言及していく。

伊良部のピンチに茜の本当の気持ちが表れたり、伊良部側にも
茜に対して気持ちが残っているであろう所など、最終話に向けて
上手くネタフリしている。

幼稚園でのやりとりを上手く安保自身の問題に転化させ、
彼自身の問題を指摘していく所なども上手く機能していた。

伊良部一郎 …… 徳重聡 (35歳、精神科医)
マユミ …… 余貴美子 (看護師)
伊良部茜 …… 原幹恵 (24歳、一郎の妻、離婚を考えている)


安保秀明 …… 忍成修吾 (IT企業"サイバーロード"社長)
井沢真紀 …… 中山恵 (安保の秘書)
北原浩二 …… 金原泰成 (社員)
小野陽一 …… 堀田勝 (社員)
中岡明良 …… 大地泰仁 (社員)
キャスター …… 中丸新将 (TV局)
保育士 …… 松岡璃奈子、田中えみ、愛未
秋穂 …… 石井心愛 (転校の多い幼稚園児)
園児 …… 春名柊夜、山田瑛瑠、花房楽
東京地検特捜部捜査員 …… 潟山セイキ
女子高生 …… 團遥香、清水真緒 (サインを求める)
ラーメン店店主 …… 青木一 (売り切れ)
アイドル …… Not yet (ライブ、安保のファン)

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