外交官・黒田康作
(2011年1月期・フジテレビ・木曜22時枠)

原作:真保裕一
企画:臼井裕詞
プロデュース:牧野正
脚本:古家和尚、池上純哉
演出:西坂瑞城、永山耕三
音楽:菅野祐悟

http://blog.fujitv.co.jp/KOSAKUKURODA/index.html



第1話 ドラマ史上空前のスケール!!舞台はシスコから東京へ。外
交官黒田と地図オタク女刑事が国境を越えた怪事件に挑む!!

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ボリビアの日本人会社員が誘拐される。
日本政府とゲリラ組織と交渉するも難航状態。

ボリビア共和国の首都スクレ、2010年9月17日。
街のカジノには、ゲリラ組織のリーダーの弟と
黒田康作
カジノをしていた。閉店間際にリーダー弟のチップの全てを
康作が勝ち取る。男はもっとチップを購入しようとするが、
康作はそのチップを男に差し出し、監禁している日本人を釈放
するよう要求する。リーダーである兄貴には不満が有るだろう?
と問いかけ、この件で兄貴を失脚させれば、金も組織もお前の
ものだという。交渉は見事成立。日本人は釈放される。
康作は安藤と電話で連絡し、少々手荒い方法だが、解決したこと
を告げる。実はカジノも康作が作った物であり、事件解決と
同時に撤収していた。随分安上がりで解決できたと告げる。
安藤は次の勤務地は、WTOの会場となるサンフランシスコでの
外務大臣の警護
だという。

2010年10月5日。
佃警察署
課長の
山路は、大垣利香子に捜査地図を作成させる。新富町の
殺人事件
永井廣田は、そろそろ利香子も現場に参加させる
べきではないか?とするが山路は、
地図オタクが現場など無理
だと告げる。
利香子は帰宅途中で、ガードレール脇に男性が倒れているのを
目撃。声を掛けると亡くなっていた。

2010年10月5日、
サンフランシスコ
WTOの農業交渉会議を前にして、在サンフランシスコ日本国総
領事館では当日の警備計画を立てる。職員の
沖田、鮫島、水野
立原、晴子
。現在BSE問題でアメリカ産牛肉の解禁を巡って
日本の立場に反対するものたちが、日本を名指しにした爆破テロ
を予告していたのである。更に当日には、現在日本で男性問題
でマスコミをにぎわせている観上祥子が出席する事で、マスコミ
も多数詰めかける。その会議に康作も参加していた。
康作は独自の警備計画を立てていたところに、鮫島から配置図
が的確だとして、見せて欲しいと言われる。

一方その頃、
ペニンシュラ病院吉野という医師が、日本国総
領事館の立原を訪ねてやってくる。

康作は入れ墨をした情報店のジョンと喫茶店で会う。
ジョンは康作がアメリカに居ることを知って、また厄介な事件
なのか?と尋ねる。ジョンはアメリカは決して平和ボケなどして
いないとし、現在FBIは反日団体を捜査している事を告げる。

そんな中、康作の元に霜村から電話が鳴る。

-東京-
遺体を発見した利香子。しかし思わず119番してしまった事で
上司の山路から怒られる。
すぐに
中央区白鳥・大学教授殺人事件の特別捜査本部が設置。
本庁から
鷹村新居田がやってくる。
殺されたのは、
湊肇(65歳)横浜大・医学部の教授だった。
10月4日の8時頃、職場を出て行こう行方不明になっていたと
いう。死亡推定時刻は、4日の11時から5日の3時頃。
遺体は殴打された跡があるが、死因は急性麻薬中毒だという。
モルヒネを過剰に摂取された物。
現場の物証から、発見現場で殺害された可能性が高いという。
新居田は利香子が第一発見者だと知り、何か変わったことは無
かったか?と問う。最初の直感と印象で捜査の7割は決まるという。
しかし利香子は大した受け答えも出来ず、山路から激怒される。

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海外で活動する邦人を守る外交官の黒田康作。
ボリビアの誘拐事件から日本人会社員を救い、アメリカのWTO
会議に出席する外務省要人を警護する中で、親友の男性・霜村毅
の死をきっかけにして、日本で起きた事件に彼が関わっている
であろう事が判明し、更には事件に関して不可解な事態が次々と
発覚していく。真相を明らかにすべく、日本に帰国する。

海外ロケに加えて、イ・ビョンホンの友情出演という事で
初回を豪華に演出したドラマ。

舞台がサンフランシスコという事で、真っ先に思い浮かぶのは
ドラマ刑事ナッシュ・ブリッジスの舞台だという事。
サンフランシスコといえば坂の多い土地なので、そんな場面での
カーチェイスは迫力があり、定番のシーンの一つ。
逆に言い換えればアメリカで制作するんだから、カーチェイス
シーンでも挿入して箔を付けて置けっぽいシーンで、イマイチ
大迫力とまでは行かなかったのが残念。
日本でも交通法が改正されてドラマなんかでもカーチェイス
シーンがもっと起用されると良いんだけどね。

正直、外交官が何処まで万能な活躍をすれば良いのかという点で
違和感が有ることは確かだけど、それを言うとドラマが始まらな
いので完全スルーかな。

取りあえず役人の監視がある中で、親友の死の偽装だったり、
逆に親友に降りかかっている殺人容疑の真相は何処にあるのか。
地図のスキルに長けている人間カーナビの利香子が加わることで
どんな利点が発生するのか。

利香子と瑠衣がアメリカに来るやりとりはもっと見ていたかった
気もするけど、今後また関わってくることに期待しよう。

映画「アマルフィ 女神の報酬」が放送していたけど、録画
し忘れて見ることが出来なかった。
後でレンタルでもして見てみたいと思います。

黒田康作 …… 織田裕二 (外交官)
大垣利香子 …… 柴咲コウ (佃署の女性刑事)

観上祥子 …… 草刈民代 (外務副大臣、東大卒、元女子アナ)
悠木圭一 …… 萩原聖人 (外務副大臣秘書官)
斉藤修助 …… 近藤正臣 (外務大臣)
西園寺守 …… 田中圭 (外務省メキシコ室職員)
鴨下祐司 …… 大倉孝二 (守の上司)
山野アミ …… 高橋真唯 (外務省メキシコ室)
武井勇人 …… 樋渡真司 (外務省メキシコ室)
野中美月 …… 三浦まゆ (外務省メキシコ室)
大島寿志 …… 渡辺邦斗 (外務省カリブ室)
安藤庸介 …… 鹿賀丈史 (邦人テロ対策室室長)

山路貴繁 …… 岩松了 (佃署刑事課課長)
廣田 …… 坂田聡 (佃署刑事課)
永井 …… 本郷壮二郎 (佃署刑事課)
女性警官 …… 小出ミカ (佃署刑事課)

新居田 一彦 …… 田中哲司 (警視庁捜査一課・管理官)
鷹村修司 …… 君沢ユウキ (警視庁捜査一課)
大垣 保 …… 六平直政 (利香子の父親。銭湯経営)
大垣 今日子 …… 美保純 (利香子の母)


霜村毅 …… 香川照之 (NPOの医療団「ボーダレス・エイド」)
霜村瑠衣 …… 夏帆 (毅の娘)
霜村倫世 …… 紺野まひる (毅の妻であり、瑠衣の母。故人)
佐々木藍子 …… 片瀬那奈 (フリーライター)
君島祐太朗 …… 西島隆弘 (瑠依と同じ高校に通う先輩)
ジョン …… イ・ビョンホン (情報提供者)

鮫島 …… 中野剛 (日本国総領事館・職員)
立原 …… 内田滋 (日本国総領事館・職員)
晴子 …… 中別府葵 (日本国総領事館・職員)
沖田 …… 山崎一 (日本国総領事館・職員)
水野 …… 小林隆 (日本国総領事館・職員)
白山 …… 遠藤たつお (日本国総領事館・職員)
吉野 …… 利重剛 (病院医師)
湊 肇 …… 小田桐一 (被害者・横浜大教授)

小西結子、宮本順市、Blake Crawford、シェリー、スウィニー
シルレイ、ラズロー、オデル


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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