外交官・黒田康作 (2011年1月期・フジテレビ・木曜22時枠) 原作：真保裕一 企画：臼井裕詞 プロデュース：牧野正 脚本：古家和尚、池上純哉 演出：西坂瑞城、永山耕三 音楽：菅野祐悟 http://blog.fujitv.co.jp/KOSAKUKURODA/index.html

第8話 最後のターゲット
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黒田はブライトンジャパンの新社長に久保内洋二が就任する
事を知る。現在ブライトンジャパンのCEOを勤めているのは
イーサン・ゴールドマン(54歳)だった。
そんな黒田の元に、斉藤外務大臣の秘書・北川がやってくると、
大臣が朝食を共にしたい事を告げる。

一方利香子たちは、部屋から置き手紙を残して瑠衣が出て行っ
た事を知る。母は余計なことを言ったからだと自分を責める。

取調室にいる山路に対して、公安の霧島はそろそろ霜村たち
の居場所をはくよう告げる。山路が話さないのであれば君島
たちから聞くという。それを聞いた山路は、自分たちにも
霜村の居場所は分からないという。それならば次の狙いは
誰なのか?と問うと、イーサンと久保内だという。

斉藤と朝食を取る黒田。そこで彼から犯人捜しは外交官の
仕事ではない事を聞かされる。しかし黒田は11年前の立てこもり
事件に関係が有るかも知れない事を告げ、更にこの事件には
公安を動かす人物も絡んでいるようだという。斉藤は真面目な
顔で、本来の仕事に戻れとし、それが外務省で働ける唯一の
方法だと語る。

利香子は、瑠衣と君島の消息を追って、君島の母・奈緒子の
元を尋ねる。行きそうな場所に心当たりはないのか?母は
病院で透析を受ける前に逃げているのでそろそろ限界だという。
命がけで女性と逃げるなんてと息子の事を称える。そんな奈緒子
の元に、君島の中学生時代の友達から電話が鳴り、何処にいるか
分からない事を聞く。奈緒子もまた息子の居場所を探していた
のである。息子が悪いことをしているのならば元気なウチに
叱りたいので早く見つけてくださいと訴える。

利香子の前に新居田がやってくる。
彼は捜査は中止だと言われているはずで、極秘の捜査は少人数
で行いたい事を語る。しかし今までの自分はそれで納得して
いたけど、このまま終わらせることは出来ないとし、刑事として
最後まで捜査すると告げる。

黒田は観上の元を尋ねる。
そして例の閲覧記録について尋ねるも、それを今更知っても
意味がないでしょうと言われる。しかし内通者を放置は出来ない
という黒田に対して、私もこれ以上立場を悪くは出来ないと
して協力を断られる。
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霧島たちの消息を探る中で、共謀していると思われる君島と
瑠衣の姿も利香子たちの前から消える。
果たして霧島たちが次にターゲットにしている人物は誰なのか。

これまでの展開で見せた事実を更に掘り下げる様な展開だった。

その中でも湊教授が殺された真相、そしてその犯人が誰なのか
が明らかになる。

悠木と日和製薬との繋がりも判明したことで、彼が外務省斉藤
側の人間ではなく、寧ろ逆に政治家たちの不正の事実を公表
させようとして手を貸していた所などは面白く映る。

事件もいよいよ大詰めで、これまで一連の事件の捜査に関係
していたものたちが互いの能力を認めて、そして協力関係
を結んでいく所などは、なかなかの見せ場だった。
新居田の事を必要以上に無能な存在として描かなかった所が、
黒田との対等な関係を維持できて良かったのかも知れない。

気になったのはCIEM2010だけど、今年は2011年だけど2010で
良いのか?

イ・ビョンホンの役割もイマイチなんなのか分からなかった。