ハガネの女 (2011年4月期・テレ朝・木曜21時枠) 原作：深谷かほる「ハガネの女」（集英社『YOU』連載中） 脚本：大石哲也 音楽：中塚武 監督：唐木希浩(1)(2)(5)、常廣丈太(3)(4)(6) プロデューサー：中込卓也・飯田爽、下山潤 チーフプロデューサー：佐藤涼一  http://www.tv-asahi.co.jp/hagane/

第6話 天才少女と嘘をつく少女!?
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学校では土曜日に特別授業を行うことになる。
大学生のOBにボランティアを募り子供達に指導して貰う事になる
という副校長。来るべき将来には生徒達が学校を選べる時代に
なり、その上で教師や教育の質が問われるだろうとの事だった。

校長は親睦会は月島のもんじゃで行う事を告げる。

そんな中、先月の実力テストが戻ってくる。
ハガネは偏差値70有る生徒が居ることに気がつく。
生徒の名は中山さくら。これまでのテストではそんなに目立った
成績ではなかったのにどういう事なのか。

夏希は父・達也が熱が有ることを心配する中、登校する。

ハガネたちはさくらを見かけると、先日の学力テストの結果を
語りどういうことなのか尋ねる。適当につけたら成績が良かった
とするさくらだが、水嶋は適当で取れる得点ではないという。
普段のテストで手を抜いていたのか?と問うとそれを認め、
絶対に誰にも言わないよう頼む。

教室では美月が友達に話しかけていた。
GWに自分はファーストクラスでハワイにいき、機内ではEXILE
に会って写真を撮ってもらったという。その写真を見せてと
友達が言うと母親が間違って消してしまったという。
それを聞いていた野元はるかは嘘に決まっていると告げる。
彼女は狼少女で有る事を告げると美月は否定するが・・・

ハガネは騒ぎになっているのを聞きつけそれを止める。
ハガネは二人の生徒の嘘について上川に相談する。
成績を誤魔化している生徒については、一目置かれることに
拒絶しているのだろうとし、虚言癖のある嘘については、自分
を大きく見せようとしているのか、他人から注目を集めたいの
かではないかと告げる。
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ハガネの前に成績を意図的に悪く見せようとする生徒・中山
さくらと、注目を浴びようとして嘘をつき続ける曽根美月の
存在が明らかになる。それぞれハガネらしく誠実に対応して
いくが・・・

人との信頼関係を築くことに於いて、嘘を付くことがどんな
弊害を起こすのかを描いたような話だった。
基本的には子供同士のコミュニケーションの話で、それぞれが
考える友人との繋がりの方法論を模索しているものである。

ハガネが嘘をついてマナを傷付けるという下りは、嘘をついて
いたのではなく単に黙っていただけだと思う。

とにかく生徒を信じて全力でぶつかり突き進むハガネ。
ドラマの定石通り、相手が理解を示してくれるまでとにかく
主張し続ける訳だけど、今回の美月はそんな教師の気持ちを
理解しているのか否かよく分からない物があり、浸透していく
のに時間がかかりそうだ。
全員が全員歯切れ良くハガネの主張を受け止めないところは
面白い捻り方だと思うし、上川が自分のミスだとしたように
全てが上手く行きすぎないところも、面白い流れだと思う。

しかし意図的に成績を悪く見せようとする生徒なんて居るの
だろうか。

少しずつ水嶋先生の態度が変わりつつあるのが頼もしいかな。
そして友喜の使い方もなかなかポイントを抑えて上手い物
が有った。