華和家の四姉妹 (2011年7月期・TBS・日曜21時枠) 脚本：清水友佳子(1)、関えり香、泉澤陽子(2) プロデュース：植田博樹、神戸明 演出：今井夏木(1)、吉田健(2) 主題歌: 星の果て-観月ありさ http://www.tbs.co.jp/hanawake/

第2話 女の幸せって何!?
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竹美の元に元夫の山根克彦がやってくる。
重婚騒ぎを聞きつけて心配になって来たという彼。大丈夫だと
告げると、子供達には次の面会日にゆっくり会うとして帰る。

藤子は徹夜で企画書を書く中、早朝から竹美のエクササイズが
始まり振動でノートパソコンの電源が落ちてしまう。
藤子は竹美に文句を告げると、竹美の子供たちは、藤子の大学
時代の主席で卒業した記念のトロフィーで遊んでいるのを見かけ
激怒。一緒に暮らすのならばルールくらいは守ってという。
今日も桜子は帰宅しなかった。それを知った父・大悟は朝食の
席で家族たちに対して結婚するので有れば朝帰りも許すが、
同棲と不倫だけは許さないと告げる。

その頃桜子は連日の様に益子の部屋で過ごしていた。
朝桜子は益子に対して、私たちは付き合っているのか?と尋ねる
が、益子は逆に桜子はどう思っているのかと質問返しされ、
その答えを聞き出すことは出来なかった。毎日泊まりに来て
いるので付き合っているのかもしれない事を彼に告げるが・・

大悟の妻・幸子は、夫の背広の中から、浮気を示唆するレシート
を目にする。しかし見て見ぬふりをして夫を会社へと送り出す。

藤子の会社に三宅ハルミという女性が入社してくる。
藤子の下に付くことに決まる。ハルミは若いのに早くも編集長
候補の藤子を尊敬する。

一方竹美は"のむのむレディ"として健康飲料水をオフィスで
売る仕事を始める。なんと最初に来たのは桜子の会社の有る
ビルだった。それに気がついた桜子は私の立場も考えてくれと
して彼女を追い返そうとするが、まんまと飲料水を買わされて
しまう。

大学生のうめは、吉安のことが気になっていた。
万希に対して吉安の事を考えると手に付かない事を告白。
恋の悩みだと言われる。そんなうめの大学にも竹美がやってきて
飲料水を売り始める。見た目が美しくても汚い物は有るのかと
吉安に告げるうめは、自然と彼に近付いていた。
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藤子は一番になるために今まで努力をしてきた人物。
そんな彼女の前に、アシスタントとして現れた女性は藤子の
服装から髪型から全てを盗み取り、出し抜いて出世しようと
していた。そんな藤子は自分にとって何が幸せなのかを模索
していく。

一話目は面白かったのに、二話目は急にクオリティが下がって
しまった。同時間帯で放送している「花ざかりの君たちへ」は
一話目が最悪だったのとは逆に二話目に話が盛り返してきた
所を考えると、完全に立場が逆転した感じ。

藤子に幸せとは何かを考えさせるためだけに三宅ハルミという
人物を登場させて、彼女にぶつけた感じがするのが実に展開
として安っぽく、急に入社したかと思えば急に辞めていくという
何とも意味不明な言動がそこには有る。
勝った負けたの勝負に於いても、ハルミが何故負けたと感じた
のか明確なものが無く、突然泥仕合の勝負から下りてしまった
印象も有る。

竹美の関わらせ方も全てに於いて中途半端で、桜子の事を
かき回した初回は、これぞ竹美だと言わんばかりの存在感を
発揮したのとは対照的だ。

4姉妹も居る上に、両親の問題までもが浮上し、展開として
目移りが激しく、キャラクターを登場させすぎる事への散漫
な感じがどうしても否めない。
TBSのドラマ「生まれる」と全く似たように、少し風呂敷を
広げすぎている所が気になる。

出来れば職場なんかも固定して、竹美と桜子の関係を軸にして
描いていった方がドラマとしては面白かったなと思う。

幸せは人それぞれであるように、トロフィーに込められた思い
に関しても、藤子に対して誰もが否定することは出来ず、
尊重すべきものが有るハズなのに、軽く見過ぎている所は
ちょっぴり不快な感じもする。