華和家の四姉妹 (2011年7月期・TBS・日曜21時枠) 脚本：清水友佳子(1)(3)、関えり香(5)、泉澤陽子(2)(4) プロデュース：植田博樹、神戸明 演出：今井夏木(1)(3)、吉田健(2)(4) 主題歌: 星の果て-観月ありさ http://www.tbs.co.jp/hanawake/

第5話 裏切りの一夜
--------------------------------------------------------
同僚から恋人の浮気を疑った方がいいと助言された桜子(貫地
谷しほり)は、正三郎(加藤成亮)の部屋を家捜しする。すると
段ボール箱の中からほこりまみれのトロフィーと写真集が出て
くる。帰宅した正三郎は段ボール箱が開けられているのを見
て顔色が一変。怒りを爆発させ、部屋を出て行く。一方、
藤子(吉瀬美智子)は常務から特別付録の企画内容について
指摘を受ける。指摘が電子書籍化部からのものだと聞いた藤子
は、その部署を訪ねる。そこに藤子の元上司で、不倫関係に
あった秋元(石黒賢)が現れる。竹美(観月ありさ)は子供たち
との面会日でもないのに山根(田中哲司)の家に行く。ところ
が夜になって竹美の携帯電話に老人ホームから電話が入る。
写真撮影をする予定の正三郎が約束の時間になっても現れな
いというのだ。竹美は子供たちを山根に任せ、家を飛び出す。
--------------------------------------------------------

竹美は別れた夫・山根から、家族との時間を大切にするので
今のボクをちゃんと見ていて欲しいと言われる中、竹美は
徐々に山根に対して再び親近感を得ていく。

エピソードがごちゃごちゃしていて、ドラマとしてはちょっと
不利に働いている感じがする。
竹美と桜子のエピソードだけに絞って描かれていれば、ドラマ
としての完成度も高くなりそうなのに、流石に四姉妹は多すぎ
だ。出来れば竹美と桜子、藤子とうめをそれぞれワンセット
として別々のエピソードの中で語っていくようにした方が良い
のかもしれない。海外ドラマ「HEROES」なんかでも同様の感じ
だったけど、途中から上手く修正されていったしね。

父親の事が完全に忘れられている。
前回最後に駅のホームに居た事で何処か旅立ってしまったのか
もしれないけど、家族のものが父親の件を一言も言及されずに
進んでいく辺りは、かなりの違和感があり、それぞれ三人の
脚本家が担当しているからなのだろうか。

竹美が桜子の彼氏を結果的に奪って言ってしまう辺りは前回
の感想の中でも言及したけど、展開としては決して悪くない。
念には念を入れて山根の側からも竹美に嫉妬していく辺りが
ちょっぴり演出上しつこい感じられる。

益子は仕事を得るために滝本と寝ることになる。
ドラマ「素直になれなくて」の玉山鉄二さんの役所を思い出す
な。山村紅葉さんvs渡辺えりさん。どちらも迫力が有りすぎて
パワハラされたら断れなさそう。

藤子と秋元のエピソードはこれだけで一本の別ドラマを作った
方が良いような感じだね。

家族が一緒にいられないとするエピソードを盛り上げるためば
かりに男女のエピソードを描いたような話になったな。