華和家の四姉妹 (2011年7月期・TBS・日曜21時枠) 脚本：清水友佳子(1)(3)、関えり香(5)(7)、泉澤陽子(2)(4)(6)(8) プロデュース：植田博樹、神戸明 演出：今井夏木(1)(3)、吉田健(2)(4)(7)、武藤淳(5)(6)(8) 主題歌: 星の果て-観月ありさ http://www.tbs.co.jp/hanawake/

第8話 震えるほどのキス
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身ごもった再婚相手から、竹美(観月ありさ)の子供には会わな
いでほしいと懇願されたと話す山根(田中哲司)に竹美は、子供
たちと最後に思い出をつくってほしいと頼む。一方、小野寺
(葛山信吾)との披露宴の日取りが決まり、準備に余念がない
藤子(吉瀬美智子)は、秋元(石黒賢)のあるうわさを耳にする。
そんな中、久しぶりに4姉妹が華和家に集まった。桜子(貫地
谷しほり)は正三郎(加藤成亮)からプロポーズされたことを
報告。藤子に続いて桜子も結婚することになり、竹美は父の
大悟(遠藤憲一)に連絡を取ろうとする。うめ(川島海荷)は
吉安(勝信)からデートに誘われ大喜び。しかしデート当日、
二人の前に吉安の恋人のゆかり(鈴木ちなみ)が現れる。
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藤子は小野寺と結婚を決め、正三郎は桜子と結婚を決める中、
藤子は秋元の借金を背負った本当の理由を知り、一方で正三郎
は、山根の酷い仕打ちに、竹美の事が放って置けなくなる。

好きな相手と結ばれないもどかしさを感じつつ、無理して自分
を求めてくれる相手と結婚を決めた結果、式の直前になり
ごたごた感を生じてしまう。

今回の展開はシチュエーション的に見れば面白いと言えなくも
ないのだけど、そこに至るプロセスの中で、気持ちを誤魔化し
安易に結婚を決めた事で、これらの事態がなるべくしてなったの
だろうなという感じばかりのする展開だった。

男性キャラクターたちがそろいも揃って性格に難がありすぎる
と思っていたけど、ここに来て女性キャラクターたちも
相容れない様な性格を持つことで、どの人物にもなかなか
感情移入出来ないものがある。唯一、うめと吉安のエピソード
だけは、見守りたくなるような間柄だった。

正三郎も自分が竹美と似ているとする中で、外見ばかりで中身
を見てくれる人がいないと語るけど、この人今までの自分の行動
を振り返った事があるのだろうか? 中身もそんなにいい人じゃ
ないですよって感じです。

山根の行動もまたイライラするものがあり、展開自体がどうも
漫画っぽい。小野寺には同情する余地が有りそうだったけど、
結局竹美のキャラクターを立たせる為に、不自然なマザコン
描写になってしまった気がする。

竹美も妹の事を考えれば、受け入れられる状況では無さそう
だけど、自分のこととなるとどうしても歯切れが悪くなるね。