華和家の四姉妹
(2011年7月期・TBS・日曜21時枠)

脚本:清水友佳子(1)(3)、関えり香(5)(7)(10)
泉澤陽子(2)(4)(6)(8)(9)
プロデュース:植田博樹、神戸明
演出:今井夏木(1)(3)(9)、吉田健(2)(4)(7)(10)、武藤淳(5)(6)(8)
主題歌: 星の果て-観月ありさ

http://www.tbs.co.jp/hanawake/





第10話 さよなら、みんな
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突然倒れ、病院で緊急手術を受けた大悟(遠藤憲一)がようやく
目を覚ます。竹美(観月ありさ)ら4姉妹は担当医から、後遺症
が残るためリハビリが必要だと伝えられる。そんな中、姉妹を
呼び出した藤子(吉瀬美智子)は、大悟の今後について話し合う
。右半身にまひが残るため、治療のためにも家を売る必要があ
るというのだ。そこへ一人の中年女性が現れる。例の件で来た
と言う女性は、一方的に話をすると出て行った。翌日、華和家
に警察がやって来る。「エビ養殖巨額詐欺事件」に関わること
で大悟に話を聞きたいという。どうやら大悟は詐欺事件の被害
者で、加害者でもあるらしい。藤子が大悟の事務所を調べると
、大悟に多額の借金があることが分かる。

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父が突然益子と会っている時に倒れ、一命は取り留めるも
後遺症が残ることは確実だといわれてしまう。一方で、父は
投資者を募ってその金で詐欺として告発された養殖業に投資し
ており、返金を求める出資者によって訴えられそうになる。

家族はバラバラに住んでいても家族である。
そんな主張を上手く際だたせる為に、今回は一家離散の危機を
演出する話だった。
その中で一家が育ってきたこの家は母親そのものであり、性格の違う
家族の唯一の共通点だった家を売る事への名残惜しさを上手く引き出した
感じかな。

ただドラマとしては相変わらず忙しい展開で、全ての人物
がアンハッピーな方向へと導かれてしまう程の豪快さの有る
シナリオが用意される。
最終回を前にして一度は落として、最後に浮上させる為の
前振りなんだろうけど、あまりに酷な展開だ。

華和家が家なき子と課す中で、うめが作っていた作品が
家の形をしているところなど、上手いオチの付け方だったし、
メインの流れは益子を巡る、父親との男同士の秘密の話やら
姉妹としての葛藤、そして桜子と大悟の関係性など、細々とし
たエピソードをたっぷり盛り込んだ話だった。

金の切れ目は縁の切れ目となってしまうのかどうか。
唯一金銭面に於いては心強い存在の山根さんもトラブルが訪れ
ようとしているところなど最後まで気が抜けない展開かな。

華和竹美 …… 観月ありさ (31歳、華和家の次女・バツ2、子3人)
華和桜子 …… 貫地谷しほり (25歳、三女"HAIR PEACE")
華和うめ …… 川島海荷 (19歳、四女、日の出美術大学演劇科2年)
益子正三郎 …… 加藤成亮 (カメラマン)
華和幸子 …… 宮崎美子 (54歳、母)
華和大悟 …… 遠藤憲一 (56歳、色んな職業に?)
華和藤子 …… 吉瀬美智子 (32歳、長女"講談社"with副編集長)
華和あやめ …… 川島鈴遥 (9歳、竹美の長女)
華和一平 …… 小野伶広 (5歳、竹美の長男)
華和克平 …… 加藤憲史郎 (3歳、竹美の次男)

山根克彦 …… 田中哲司 (39歳、竹美の2番目の元夫、IT社長)
森綾子 …… 森脇英理子 (27歳、山根の秘書)
堀内佳奈 …… 田中美保 (28歳、桜子の同僚)
峯岸亜紀 …… 野村麻純 (21歳、桜子の同僚)
高橋マリア …… 井上佳子 (29歳、桜子の同僚)

吉安コージ …… 勝信 (22歳、立体アート研究会の先輩)
沼崎千絵 …… 本田緑 (19歳、うめの親友)
福島万希 …… 福田彩乃 (20歳、うめの親友)
畑野ゆかり …… 鈴木ちなみ (22歳ミスキャンパス、コージ彼女)

前田友 …… 松尾敏伸 (28歳、「with」編集部員)
大島敦美 …… 梅宮万紗子 (31歳、「with」編集部員)
板野友紀 …… 若松春奈 (24歳、「with」編集部員)
舘ひさし …… 猫ひろし (中年刑事)
柴田恭造 …… 水上剣星 (若手刑事)
高井優子 …… 村岡希美 (ファッションブランドPRANI)


秋元太一 …… 石黒賢 (藤子のかつての上司)
宮下徹 …… 渡部豪太 (共同経営者)

長田泰麻、長崎真友子、辻義人、佐々木富貴子、市川訓睦


評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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