華和家の四姉妹 (2011年7月期・TBS・日曜21時枠) 脚本：清水友佳子(1)(3)、関えり香(5)(7)(10)(11) 泉澤陽子(2)(4)(6)(8)(9) プロデュース：植田博樹、神戸明 演出：今井夏木(1)(3)(9)(11)、吉田健(2)(4)(7)(10)、武藤淳(5)(6)(8) 主題歌: 星の果て-観月ありさ http://www.tbs.co.jp/hanawake/

第11話 さよなら、ありがとう
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竹美(観月ありさ)は子供たちや大悟(遠藤憲一)と共に、ある島
で新しい生活を始めていた。そのころ華和家では、藤子(吉瀬
美智子)がうめ(川島海荷)から家を売ることに反対されていた。
一方、正三郎(加藤成亮)に別れを告げた桜子(貫地谷しほり)は
仕事に専念。入社当時の夢だった部署への異動を考える。そん
な中、編集部で正三郎と会った藤子は、そこで初めて桜子と
正三郎が婚約を解消し、別れたことを知る。竹美の再婚話が
うそだったことを知ったうめは藤子と桜子に報告。竹美の行方
を捜そうと言うが、二人から拒否される。うめは山根(田中哲
司)の会社を訪れ、竹美の居場所を一緒に捜してほしいと頼む。
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大悟の借金を清算する為に、華和家の家を売りに出すことにな
る。母親との思い出の詰まった家を売ることで名実共に、家族
はバラバラになってしまう。その事実を知ったうめは、山根に
助けを求めるが・・・

竹美の事を誤解している姉妹のものたちは、バラバラに生活
する事になる。
竹美が山根のピンチを助けると、今度は山根が竹美のために
再び華和家の絆を修復する事に奔走する。

部外者であり身内でもある山根を使って上手く家族の絆を
まとめ上げた感じの流れ。ただ山根の財力が無ければ、こうも
すんなりとは絆と取り戻せなかった事もあり、金の切れ目は縁の
切れ目である事を、家族間でもそれを実感・認識させられるものが
有った。

散見するエピソードの中で最も難しいと思われた桜子と益子の
問題も、彼女が自立心を持ち、仕事を軌道に乗せた上での再会
という形で、まとめていく。
益子が右に左に都合良く感情を揺られすぎる所が、このドラマに
於ける欠点とされた部分だけど、桜子のプライドを尊重した上での
再会という事で、見ていて悪い気分はしなかった。

全体的に見て竹美のキャラクターが少々漫画っぽ過ぎる所も
ドラマを見ていて不利に働いたけど、逆にそれを長所として
利用できた辺りも上手くまとめてきた感じがする。

辛いときこそ家族は団結心を持たねばならないのに、あまりに
ドラマでは互いをぞんざいに扱いすぎていたけど、母親の言葉を中心
に最後にそれに気がついた所は良かったね。

イケパラを意識したシーンは笑えた。