花ざかりの君たちへ 〜イケメン☆パラダイス〜 2011 (2011年7月期・フジテレビ・日曜21時枠) 脚本：山上ちはる(1)、半澤律子 音楽：高見優、河野伸 企画統括：立松嗣章 プロデューサー：後藤博幸、森安彩 演出：松田秀知、後藤庸介 AKB48（You, Be Cool!） http://www.fujitv.co.jp/hanakimi/index.html

第1話 新作で復活!!崖っぷち男子校に女子乱入
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芦屋瑞稀はアメリカ・サンフランシスコから桜咲学園に転入
してくる。目の前で女性たちが騒ぐ姿を見るが、桜咲学園では
なく、桃郷学院の男性たちに熱を上げる女生徒たち。
瑞稀はようやく夢に見た桜咲学園にやってくるが、学園は思った
以上に寂れており、天井が抜け落ちたり、水道の水がまともに
流れないという校舎だった。

クラスではアメリカから転入生が来ると言うことで期待するが、
瑞稀を見て、女っぽい生徒が来たくらいの感覚。
そんな中、佐野泉がクラスに入ってくると、瑞稀は自分の運命
を変えた人だと目を輝かさせる。

放課後、佐野がベンチで寝ているのを見た瑞稀は、静かに隣に
座る。しかしベンチは壊れて佐野は瑞稀に覆い被さる事に・・

瑞稀は寮にいくと、中津から寮を案内して貰う。
難波は第二寮長、第一寮長は武闘派を率いる天王寺。第三寮長
は芸術系の姫島。俺たちは第二寮だという。

食堂にいくと瑞稀は、9月30日に学園が廃校になる事を初めて
知る。転入して僅かたった3ヶ月で廃校になるのかと愕然とする。

瑞稀は萱島から部屋に案内される。すると瑞稀は佐野と同部屋
である事を知る。瑞稀は佐野に対して、ハイジャンプを今でも
しているのかさりげなく尋ねるが、佐野に追い出される。

夕食の際、毎年恒例だった桃郷学院との合同競技会が全て中止
になった事を聞く。瑞稀はなんとか開催したいと考え、中津に
協力してもらうが・・・
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2007年度7月期に放送されたドラマのリメイク作品。

豪華な感じの学園生活が一転して貧乏学園に成り下がった感じ
の設定。そしてライバル校として、TOKYO vs OSAKAの構図を
強引に作ったようだ。

前作は視聴率の高さに反してドラマはイマイチ面白くなかった
のだが、海外のサイトなんか見ていると、日本のドラマの象徴
みたいに取り上げられており、如何に外国人の多くは女性しか
日本のドラマを見ていない事が分かる。有る意味韓国のドラマ
なども女性主導で日本で流行している所を考えると、外国の文化
に敏感に興味を示すのは男性以上に女性が高いのかなと思わせ
る。
今後も脚本無視したこういうドラマが乱立していくのかな。

一言でいってあんまり面白くなかった。驚いたのはAKBの「マジす
か学園」なんかよりも完成度が低く、くだらないという事。

リメイクすれば、前作の反省点をふまえて、それなりに長所を
引き出す様な作りが出来るのかと思うのだが、完全に退化して
いるのはどういう事なのか。

ふざけてばかりいるキャラクターが突然真剣になったり、球技
大会でも適当な事ばかりしている生徒が、いざ球技試合が没収
ートされると、難波に責任を問う声が聞こえたりする。

突然意味もなく短距離競争が始まったりする辺りも、瑞稀の足が
早いという刷り込みを強引に行っただけで有ろうし、キャラク
ターたちがわざわざ状況を解説する為ばかりにセリフを語る辺り
は初回なので仕方がないのかも知れないが、如何にも漫画
原作って感じの作品って感じがする。

好きな男性と相部屋になったりすれば、それなりに興味深い
展開になったりする物だろうし、女性が男性に扮して学園に
戻り込めば、もっと高揚感やら緊張感も出てくる訳だが、
全然そんな雰囲気もなく、ただ騒ぐだけ騒いでキャラ作りを
しようとしただけに思える。

登場キャラが多すぎる事もドラマとしてはマイナス要素だし
AKB48が出演しているとの事だけど、知らないメンバーばかり
という感じがする。更に残念なのは、前田さん髪型を変え
るとなんかイマイチだった。あのヘルメット型の髪型でない
としっくりこないな。「Q10」の時は相当可愛かったのに・・。

一作目の時の感想を今見ると、挫折しそうだと書かれていた
ので、元々個人的にこの手のドラマが好きでないのかもしれない。

バカ騒ぎ系ではなく、普通のドラマの中でこういうシチュエーションを
作ったらどうだろうか・・・