花ざかりの君たちへ 〜イケメン☆パラダイス〜 2011 (2011年7月期・フジテレビ・日曜21時枠) 脚本：山上ちはる(1)(3)、半澤律子(2)(4) 音楽：高見優、河野伸 企画統括：立松嗣章 プロデューサー：後藤博幸、森安彩 演出：松田秀知、後藤庸介 AKB48（You, Be Cool!） http://www.fujitv.co.jp/hanakimi/index.html

第4話 お前が好きだ!!
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瑞稀に刺激を受けた佐野はハイジャンプの練習を再開する。
そんな瑞稀は佐野の練習を眺めていた。

学園では夏休みに突入する。
中津は成績が最悪なことに意気消沈。佐野は夏休みの間は祖父
の実家に帰省するという。瑞稀は日本にこのまま滞在すると。

寮では殆どの部屋はクーラーが点かない状況だった。
食堂の広間だけはクーラーが稼働していたために、寮生たちは
全員そこに集まり雑魚寝するのだという。みんなは陣取りを
始める中、瑞稀もその中で雑魚寝すると聞いて佐野は不安になる。
そして夏休みは帰省せずここで瑞稀を守ろうと決意する。

夜、突然寮では異様な雰囲気が流れる。
電灯が消え、電気が不通になったのである。難波はすかさず
みんなに幽霊の話をする。業者が来るまで電気は使えない・・
忍耐の夏になると生徒は覚悟する。

翌日、中津の前に今池こまりが現れる。
自分は菜吾八高校2年だと自己紹介する彼女は、中津にラブレター
を手渡す。
更に電気が不通である事を聞きつけ、聖ブロッサム女学院の樹里
たちが手みやげを持って寮へとやってくる。

佐野が練習する中、そこに神楽坂がやってくる。
練習を再開した事を知り、一ヶ月後の予選に来いと告げる。
瑞稀は練習中の佐野にタオルを持ってやってくると、それを
見た樹里は違和感を覚える。
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いよいよ夏休みに突入。
佐野が練習を再開する中で、寮では次々と不思議な現象が起こ
り始める。そして中津は瑞稀への思いが強くなり、決断を
見せていく。

やっぱり前作以上にきちんとドラマになっており完成度が高く
なっている。一話目を見た限りでは、そんな感じはしなかった
けど、二話目以降は、バカ騒ぎの質が良くなっているし、騒ぎ
方にも有る意味節度が加わって上手い構成を見せている。

今回は萱島自身のエピソードや中津との関係を描く中で、
自分自分をさらけ出すことの必要性を訴えているし、上手い
事、中津のエピソードが中津自身にフィードバックされて、
自ら偽らない自分を出そうと結論づけていく。

今回それぞれ中津、瑞稀、佐野が上手い感じに影響し合ってい
て、見事に感情や気持ちが伝聞されていったなという感じが
する。それを上手く舵取りしたのが萱島だったなと。

佐野が瑞稀に対して、期待を掛けられることにプレッシャー
を感じたためなのか、突き放してしまったけれど、その辺も
良いアクセントになったと思う。

"男性"の瑞稀なのか今池こまりなのか。
荒井萌ちゃんをフルなんてまず無理って感じだけど、これまで
に散々中津の瑞稀に対する気持ちも描かれていたので、残念
ながら荒井萌ちゃんは完全に前振りに使われてしまったかな。