ハンチョウ 〜神南署安積班シリーズ4〜 正義の代償 (2011年4月期・TBS・月曜20時枠) 原作：今野敏 脚本：いとう斗士八(1)(2)(4)、大川俊道(3)(6)(9)(11) 安井国穂(8)、岡芳郎(5)(7)(10) 音楽：遠藤浩二 プロデューサー：橋本孝、遠藤正人 演出：酒井聖博(1)(6)、竹村謙太郎(4)、村田忍(3)(5)(7)(9)(11) 竹園元(2)(8)(10) http://www.tbs.co.jp/hancho/

第11話 今夜、衝撃の急展開!ついに現れた真犯人
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屋台でくつろぐ安積に対してレーザー照射されるのを見た高野
は、安積を庇い変わりに銃弾に倒れる。
神南第一病院に運ばれるも、高野は亡くなってしまう。
霊安室には高野の息子・雄介の姿があり、安積は謝罪に行く。
誰が父を殺害したのか。一体何故殺されなければならなかった
のか。いつかまた一緒に暮らそうとしていたのに、刑事とは
そういう仕事なのかと失望する。父は自分の幼いときから仕事
ばかりで遊んで貰った記憶が無く、それでも正義の為に働いて
いると誇り高かった事を告げ、それでも本当のところでは傍に
居て欲しかったと告げる。雄介は絶対に許せないと吐露する。

警視庁から管理官の日下部謙三と警部の澤本哲也がやってくる。
安積は三ヶ月前から犯人と思われる人物から脅迫状が届き、
高野は自分の身代わりで亡くなった事を語る。

三ヶ月前から送られてきたもの。
安積は偽善者だと書かれたカード、缶のプルトップ、コースタ
ー、人殺しと書かれたカード、そして髪の毛が送られてきたと
いう。DNA検査をすると、髪の毛は安積のものだったという。
一週間前にはまだ思い出せないのかというメールが送られて
来ていた。恨みなのか愉快犯なのか判断が付かなかった事を語
ると、管理官から安積はこの事件の捜査からは外れて貰うと
言われる。

使用されていたのはM16系軍用ライフル。5.56mm弾の薬莢が
現場付近に落ちていたという。現場を検証する安積の行動を
熟知しており、過去に関わった人物であろう事が推察された。

そんな中、安積の元に鑑識の天野がやってきて、コースター
から部分指紋が検出されたという。その指紋は中原美奈子
のもので、その人物は半年前に亡くなっているという。天野
は美奈子の身内に気になる人物が居ることを語る。
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安積を強迫し続けてきた男がついに実行を起こし始める。
安積はライフル銃によって狙われるが、高野が身を挺して彼
を助ける変わりに、高野自身が殉職してしまう。刑事が殺さ
れた事で警視庁から捜査を指揮するために男達がやってくる
が・・・

いよいよ最終回前の2話跨ぎの話かな。
シーズンの冒頭から臭わせていた町中での安積が銃撃される
シーンはどんな形で関わってくるのかが興味の示すところ。

所轄と警視庁との対立した関係が平行して描かれていく捜査
を眺めつつ、互いに接点を持ったときには邪魔しながらも
一向に問題が解決しない様子が淡々と描かれた印象だった。

犯人は如何にも刑事の一人で、安積の名前を語って女遊びを
繰り返していた人物という事だが、中原一平もこれまで散々
安積の事を監視していたのであれば、安積自身がどういう性格
の人物なのか掴んで欲しい所かな。

警視庁の中の内の誰かが犯人。
本命は中原の同期の滝本なんだろうけど、安積班を捜査に加
えたのは彼だし、彼らが引き連れてきた刑事の中に犯人が居たり
するのかな。字幕を見ていると一人だけ名前のある刑事が
居たけれど・・・

ワンポイントだけど、涼子の登場のさせ方や友紀子との
絡みは興味深く描かれているのも、長いスパンで描いてきて
いるからだろうし、こういう時には安積の肩を持つのが
金子課長だったりするから、互いの信頼関係を試す意味でも
時々こういうエピソードが必要なのかも知れない。

しかし犯人から送られてきたとするプルトップとかコースターは
結局安積と関係が有ったものなのか?