陽はまた昇る (2011年7月期・テレ朝・木曜21時枠) 脚本：井上由美子 演出：秋山純 プロデューサー：黒田徹也 http://www.tv-asahi.co.jp/hiwamatanoboru/

第7話 愛と憎しみの銃声
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宮田たちは一行のプライベートを聞いたことで、親近感が湧く
中、学校の授業は残り一ヶ月となる。警察学校の警備の任務に
当たる中、一行は奈津美の携帯にメッセージを入れた事で、
安西から一行の携帯に電話が鳴る。

今回は一行と安西が直接対面するという刺激的な内容であり、
過去に二人の間に有ったことがどういう事なのかが描かれた。

安西が警察に裏切られ続けてきたことを訴えるも、それが安西
にとって都合の良い様解釈されているのではないかと疑う面も
有り、正直今回見ただけではよく分からない。
被害者意識を持つことで正当化している部分も有るのだろうし、
一行が反省している所からも、安西の主張も半ばウソではない
のかもしれない。

一行が奈津美を盾にして安西に自首させようと試みた際に、
奈津美の行動によって、一行側にばかり部のある主張ではなく、
安西側にも一理あるような状況を用意するところはなかなか
上手くできていた。
奈津美の幸せを一行が語ることが誤りで有るという様に、
今の奈津美が一行の元を離れて安西の傍にいるという辺りの
皮肉が面白く描かれている。

ドラマとしては、警察の行きすぎた行動に対する自制心を
引き出そうとする意図や、警察だから何でも出来ると思い上が
っている部分をちょっぴり抓った感じの内容だった。

安西が人を信じるのも悪くないと思いかけた途端に、またして
も誤解から大事件に発展してしまう所など、とても皮肉な感じ。

問題は内堀が何故一行を教官に引っ張ってきたのか、その辺
の真意が気になるところだね。