HUNTER 〜その女たち、賞金稼ぎ〜 (2011年10月期・フジ・火曜22時枠) 脚本：伴一彦 音楽：山田豊、橘麻美 監督：村上正典、佐藤源太、白木啓一郎 プロデューサー：河西秀幸、後藤勝利、川西琢 主題歌：倉木麻衣「Strong　Heart」 http://www.ktv.jp/hunter/index.html

第3話 ＯＬ殺人犯は仲間の夫…結婚前の真実暴く
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今回のターゲットは10年前のOL殺人事件。しかしそれを選ぶ
と突然和美の態度が急変し、自分は捜査には加わらないと
いう。しかも和美は夫と喧嘩したとして息子と共に黎と春の
家に泊まり込みに来る。果たして不機嫌な理由は何なのか。

これまでの三話の中では一番ドラマとして面白くできていた。

なんといっても今回はバウンティハンターの一人・和美の夫婦
関係に迫り、しかも旦那が容疑者としての一面を持っている
事。限りなくクロに近い所にいる旦那の10年前の行動や発言
の真意を探っていく。

このドラマの中でそれぞれのキャラクターの家庭の事情が描か
れることは明らかなので、今回はその先陣を切って和久井家
が描かれた格好だ。

夫婦の歯車の狂い始めた原因の中に、和美側の不審な行動も
同時に描いている所は上手くできている。

海外ドラマ「コールドケース」同様に、10年前の出来事で
事件が風化しつつあるという事や、警察が捜査に於いて
掴まえられなかったことを4人の主婦が探せるのか否かという
多少なりともハードルの高さがあるけれど、その辺は警視庁
の権藤を使ったり、また今回のように掴まえられなかった
パターンを入れてきたことはそれなりに今後の可能性を広げた
事にも繋がるのではないか。

権藤が嘘だと言った妻の死も実際には本当の出来事だろう
しね。

捜査自体は少々お粗末な点が有ることは否めないが、その辺は
キャラクター同士で上手く補って貰うほか無いかもしれない。

今回は子供探偵が活躍した事で、本村純と鈴木真知子の役割が
完全に置いてきぼりだった。
黎の特殊能力も封印状態か。