HUNTER 〜その女たち、賞金稼ぎ〜
(2011年10月期・フジ・火曜22時枠)

脚本:伴一彦、橋本博行
音楽:山田豊、橘麻美
監督:村上正典、佐藤源太、白木啓一郎
プロデューサー:河西秀幸、後藤勝利、川西琢
主題歌:倉木麻衣「Strong Heart」

http://www.ktv.jp/hunter/index.html





第10話 真犯人に反撃…日本中が目撃最後の戦い
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春が居なくなり急いで探すと、春は茜が隠れていた体育館倉庫
に囚われていた。ミニスカサンタ作戦を知っていたものの犯行
だとして、あの時その作戦に参加したものが疑われていく。
家にこのまま置いておくのは危険という事で、ひとみの知人の
別荘に茜と春を匿うが・・・

権藤が警察の上層部に取り込まれてしまうのではないか?と
いう疑惑の流れを引きずりつつ、ドラマが進行していく。
権藤が敵なのか味方かがもう少し最後まで分からなければ
もう少し盛り上がったのだろうけど、日本の脚本家で谷原章介
さんを悪人として描く事なんてまず無いし、そう言う意味では
少々物足りなさを感じる。

黎の能力のことを詳しく知っている事情通が犯行に関わって
いる事を臭わせていたので、もう少し身内の中にも敵側に付く
人物が居るのかと思ったけど完全に肩透かしに終わった感も
あるな。

敵にもなり味方にもなる無責任な世論を面白く誘導していった
形だけど、インターネットを使った呼びかけも、数年前なら
ば斬新だと捉えられる向きは有っただろうに、少々日本のIT
意識は後進国レベルな印象を受ける。
それでも一般の主婦が動画やインターネットを容易に操れる
時代になったのだという事を考えれば、上手くそれらを取り
入れたドラマということになるのだろうけどね。

ドラマとしては結局物証を突きつけて問いつめていくのでは
無く、黎の証言頼みという事で説得力が有ったのかどうかは
分からず、それでもトカゲの尻尾切りのような形で、背景に
有る巨悪な組織の存在は"空気"的な扱いになっているところは
面白くできていたのかな。

井坂黎 …… 米倉涼子 (35歳、元C.A、姉)
権藤猛 …… 谷原章介 (39歳、警視庁荒川中央署生活安全課)
本村純 …… 桐谷美玲 (23歳、黎の後輩CA)
和久井和美 …… 堀内敬子 (35歳、小料理店「春夏冬」手伝い)
寺島吾郎 …… 小泉孝太郎 (35歳、捜査一課)
井坂春 …… 川島鈴遥 (10歳、茜の娘)
武藤ひとみ …… 原幹恵 (27歳、スナック「ひとみ」)
野々村優子 …… 齋藤めぐみ (26歳、ネイルサロン・ジャスミン)
佐久間健太 …… 佐伯大地 (21歳、スナック「ひとみ」の従業員)
井坂茜 …… 山口紗弥加 (32歳、妹・小料理店「春夏冬」経営)
鈴木真知子 …… 戸田恵子 (45歳、ホームセンターでパート)
大岩省吾 …… 柄本明 (65歳、「春秋冬」の常連客・先生?)
八百屋 …… 八十田勇一 (八百八)
和久井真平 …… 眞島秀和 (和美の夫)
和久井一平 …… 加藤翼 (和美の子)


佐貫 …… 中原丈雄 (警視庁・刑事部長)
伊藤 …… 神尾佑 (警視庁・刑事)
竹田聡一 …… 大根田良樹 (32歳、経営コンサルタント・被害者)
宮川篤 …… 梶原善 (MGA企画)

ヨシダ朝、大根田良樹、徳秀樹、古澤蓮、竹尾一真
坪谷隆寛、来栖聖樹、吉田ウーロン太、辻本耕志


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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