犬飼さんちの犬 (2011年1月期) 監督:亀井亨、渡邊貴文 脚本:永森裕二 主題歌「パズル」(近藤隆) http://inukaisan.info/ |
第3話 無理をする人
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保は朝食の時、家族のルールとしていつもライブカメラに向き
合い、遠く離れた地でも一緒に食事を取ることになっていた。
しかし犬が来てからというもの、食卓には犬のサモンもいて、
息子の岳は犬のことばかり面倒を見ていた。ライブカメラで
中継を始めたのだから犬のことは忘れろとするが、全く聞く耳
を持たない子供達。しかも食事の途中に子供達は席を立ち、
学校へ行ってしまう。妻の潤子は朝は忙しいので無理だとする
と、保はルールを作っただろうと告げる。しかし潤子は、島の
生活とこっちとは事情が違うと告げる。妻の潤子もまたゴミ捨
ての為にカメラの前から立ち去ってしまう。カメラに映るのは
保とサモンだけ。保はカメラを切ってしまう。
保は出社すると、早速月光の元に行き、犬の件を話し合う。
月光から弊社の心を見せてくれと言われたことを受けて、保は
上司と掛け合い、商品券を持ってきた事を告げる。しかし月光
はこういう事ではないとし、心とはあなたにとって苦手で大変な
事をしてこそ伝わる物だとし、保の苦手な犬を克服してみな
と言われる。月光は保に犬を差し向けると、保は急いで会社に
戻る。
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島に戻った保は、犬屋敷の主人と交渉するだけでなく、新しく
本店から移動してきた萌子の扱いに頭を抱える。果たして
円満に解決する方法はあるのか?
犬との関わり合いをどうするのかと思ったけど、ライブカメラ
が面白く利用される。
家族はなかなか保の相手をしてくれない中で、サモンはカメラ
に率先して映ってくるし、犬嫌いの保がサモンを好きになるで
あろう筋道は徐々に現れ始めている感じがする。
保と萌子を巡る話し合いも興味深く、キャラクターがミスって
いるとか、キャラクターの辻褄を合わせているだけだとする
辺りも面白い指摘の仕方だなと思う所があった。
保に無い一面を萌子が持っていて、萌子が持っていない部分を
保が補完していくところは面白い関係だね。
月光が要求する事がやや不躾な感じもするけど、保にも犬の
事を理解して欲しいのかな。
犬飼家 犬飼保(小日向文世)−渉外課勤務。鳥ヶ崎店に単身赴任中。 犬飼潤子(ちはる)−保の妻。 犬飼幸(小野花梨)−保の娘。 犬飼岳(矢部光祐)−保の息子。 サモン−犬飼家の飼い犬(犬種はサモエド)。 スーパー「バスコダガマ」関係者 菊田萌子(徳永えり)−本社から鳥ヶ崎店に異動してきた社員。 鳥飼カエデ(木南晴夏)−鳥ヶ崎店店員。 千木良哲(柳憂怜)−鳥ヶ崎店店長。 蓮田重彦(清水章吾)−スーパー「バスコダガマ」社長。 蓮田喜一郎(池田鉄洋)−「バスコダガマ」土手川店店長。 大平洋−川村亮介 腰パン 鳥ヶ崎島の住民 鳥飼正(でんでん)−カエデの父。商店街会長。 芝二郎(佐藤二朗)−ペットショップ店員。 月光(斎藤洋介)−犬屋敷の主人。 なぞの老人(佐藤蛾次郎) 谷川みゆき、今井久美子 平井雅士 評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0) |
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