犬飼さんちの犬 (2011年1月期) 監督:亀井亨、渡邊貴文 脚本:永森裕二 主題歌「パズル」(近藤隆) http://inukaisan.info/ |
第4話 我慢をする人
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保は無理しない事で何かが変わるかも知れないと実感していく。
犬屋敷の主・月光の元に行く保。月光からはもう話すことは何
もないと言われる。保は役場でこの土地のことを調べたとし、
スーパーが犬の吠え声やゴミを漁ることで迷惑を被っている
事を語り、後は自分たちには法的準備することくらいしか
無いという。脅しなのかという月光。この土地は月光のもの
ではないとし、誰かが訴え出たら役場は動くと言っていると
告げる。月光は保の必死さが結構好きだった事を語る。しかし
保はこれ以上は無理しないことにしたと告げると、月光は出て
行けとして犬をけしかける。
スーパーの朝礼の際、店長はみんなの前で萌子に対して、少し
やりすぎたと語る。ここにはここのルールが有り、小さい島では
頑張り方がちょっと違うという。チームでやっている限り、
チームのルールを守って貰うという店長。
萌子は保に対して頑張り方が違うと言われたからと言って
どうして良いのか分からないという。
保に犬屋敷に行ってきたのか?と問うと、犬は簡単ではないと
してどう対応して良いのか分からずにいた。
保は一人で倉庫を片付けている萌子を手伝い話をしていると
彼女が時折笑う姿を見る。たまに笑うよねと指摘する保。
萌子は保に、私が島のことを全否定しているので、だから私の
全てを否定されているのか?と問う。こういう時、普通の女の子
ならば涙するものか?と問うと、それも良いという。保も涙し
たりする時はあるのか?と尋ねると、泣きたいときは有ると
語る。
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保は犬屋敷の主人との関係に悩む中で、萌子もまた島のルール
に馴染めず、息苦しい時を過ごしていく。
保は萌子を励ましていくが・・・
何処かで保が犬克服のために犬を飼うであろう事は想像して
いたが、保と萌子が飲みながら語り合っていた時の子犬では
なく、月光が捨てていった犬を使っていくことになるのかな。
月光との関係性が最後まで引っ張り通すものだと思っていた
だけにここで退出するのも意外だが、これ以上は関係が発展
しないと踏んだのか。
人間関係をソツなくこなしている保と、犬との関係に於いては
完璧な萌子。互いに苦手な箇所を補完し有っていく関係の中で、
中年としては美味しいシチュエーションだと感じながらも、
保にはあまりギラギラしたものが無いので、怪しい関係になる
ものも無いのかな。
さて本社勤務が迫ると言うことで、萌子や捨てられた犬の件が
気になるところ。家まで連れて行くのか、それとも萌子に
託すのか。それとも本社に戻ることを延期していくのか。
犬飼家 犬飼保(小日向文世)−渉外課勤務。鳥ヶ崎店に単身赴任中。 犬飼潤子(ちはる)−保の妻。 犬飼幸(小野花梨)−保の娘。 犬飼岳(矢部光祐)−保の息子。 サモン−犬飼家の飼い犬(犬種はサモエド)。 スーパー「バスコダガマ」関係者 菊田萌子(徳永えり)−本社から鳥ヶ崎店に異動してきた社員。 鳥飼カエデ(木南晴夏)−鳥ヶ崎店店員。 千木良哲(柳憂怜)−鳥ヶ崎店店長。 蓮田重彦(清水章吾)−スーパー「バスコダガマ」社長。 蓮田喜一郎(池田鉄洋)−「バスコダガマ」土手川店店長。 大平洋−川村亮介 腰パン 鳥ヶ崎島の住民 鳥飼正(でんでん)−カエデの父。商店街会長。 芝二郎(佐藤二朗)−ペットショップ店員。 月光(斎藤洋介)−犬屋敷の主人。 なぞの老人(佐藤蛾次郎) 谷川みゆき、今井久美子 田中聡元 評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0) |
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