犬飼さんちの犬 (2011年1月期) 監督:亀井亨、渡邊貴文 脚本:永森裕二 主題歌「パズル」(近藤隆) http://inukaisan.info/ |
第7話 行動範囲が狭い人
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自分の居場所を見失う保。
保は寝ているところにサモンが居たことで驚きと共に目が覚め
る。
日曜日の朝食を早くに済ませる二人の子供達。話を聞くと
駅前のデパートでジンジャーマンショウが有るのだという。
保は二人だけで出かけるのは大丈夫なのかと心配するが、
妻の潤子は、一年前とは違って子供達の行動範囲は広がって
いる事を告げる。
そんな中、潤子も突然出かけるという。保は何処に出かけるの
か?と問い、ママが出て行ったら犬と二人っきりになってしま
うとして文句を告げる。犬も外で飼うと言ったのに部屋に入れて
いる事に文句を告げると、犬小屋に入れてはいるけど、サモン
は自分の居場所では無いと感じているようだという。保は
教え込むのは飼っている人間だろうという。
潤子は無視して出かけようとすると、何処に行くのか聞いて
いないという保に対して、潤子は夫に、私たちの家族は常に
変わっている事を告げ、変わったらダメなのか?と問う。
パパも新しい事をし始めれば良い事を告げ、日曜に少し出かける
のに束縛のような事をされるのは不本意だと言われる。
出かけることに文句はないとするが・・・
そんな中、サモンと共に家に残された保は、子供達が置いて
行ったスケジュール表通りに餌を与えようとする。しかし
餌を出してもサモンは食べる様子もなく犬小屋に閉じこもって
しまう。
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保が単身赴任している間に、家族の者達は自分の知らない一面
を持っていることが徐々に明らかになる。
家族が出かける間に保はサモンの面倒を見るよう求められるが
・・・
家族の言うことも分かるけど、保の気持ちが少々ないがしろに
されている感じはする。
サモンの世話を押しつけられるけど、保の了承もなく押しつける
形は、自分たちが責任を持って面倒を見ていくとする事を
否定するものだと思う。
しかし徐々に保が家族に歩み寄る様は面白く演出されている。
サモンの事を勉強するもなかなか上手く行かず、自分と似たよ
うな境遇の人物との出会いによって、少なからず勇気づけられる
ものが有ったのかも知れない。
犬との散歩一つで、自分の知らない子供達の姿を耳にしたり、
散歩を通して人脈が広がっていく所などとても興味深い。
徐々に萌子との繋がりが希薄になってしまうけれど、それも
仕方がないことか。
しかしまさか妻が路上ライブをしているとは驚き。
カラオケとはこの事だったのね。
犬飼家 犬飼保(小日向文世)−渉外課勤務。鳥ヶ崎店に単身赴任中。 犬飼潤子(ちはる)−保の妻。 犬飼幸(小野花梨)−保の娘。 犬飼岳(矢部光祐)−保の息子。 サモン−犬飼家の飼い犬(犬種はサモエド)。 菊田萌子(徳永えり)−本社から鳥ヶ崎店に異動してきた社員。 蓮田重彦(清水章吾)−スーパー「バスコダガマ」社長。 蓮田喜一郎(池田鉄洋)−「バスコダガマ」土手川店店長。 芝二郎(佐藤二朗)−ペットショップ店員。 なぞの老人(佐藤蛾次郎) 桐松(中原和宏) - 保の上司 藤本静、野中"まさ"雄一、小島翔、中島輝、川場紫帆 福風稜真、宇津木龍一、山内里紗、赤堀雅秋 評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0) |
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