犬を飼うということ
(2011年4月期・テレビ朝日・金曜23時枠)

脚本:寺田敏雄
音楽:沢田完
プロデューサー:木内麻由美、大江達樹、池田偵子
演出:本木克英(1)(2)、遠藤光貴(3)(4)、橋伸之
主題歌:関ジャニ∞「マイホーム」

http://www.tv-asahi.co.jp/inu/index.html



第4話 泣いてたまるか!!
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会社を辞めた勇次は、卵掛けご飯を食べ、いつもよりも早く
出勤する。今日から約一週間の派遣社員として工事現場で働く
事になっていた勇次。幸子から愛妻弁当を手渡される。

一方息子の大は、琢磨からカードを奪い取っていた。しかし
大の背後には建治がおり、彼が大を使って琢磨を脅していた。

そんな中、家で掃除をしていた幸子の元に、スカイがレアモノ
のカードを加えてやってくる。幸子は心配になり、大の持ち物
を調べると沢山のレアモノカードが出てくる。

幸子は仕事の合間にカード店を調べ回ろうとする。
ちょうど職場に幸子の体を心配して出勤前に立ち寄る堀田の姿
が有り、彼と共にカード店を回る。
万引きを疑うが、大抵の店はレアモノカードはガラスケースの
中に収められていて、まず万引きは出来ない事を知る。
幸子は大が帰宅するのを待ち、彼から直接話を聞く。

そんな中、幸子の元にマスターから電話が鳴り、話の途中では
有るが、バー「CrossRoad」へと向かう。すると勇次が酔っぱらい
つつギターを弾く姿があった。マスターは勇次が最近変だと
し、幸子に何かあったのか尋ねるが・・・

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勇次は日払いの派遣で働く中、息子の大は自分が生まれたせい
でウチが貧乏であり、両親が望んでいた夢を潰したものだと
感じて卑屈になっていた。そんな中、レアモノカードを巡り
再び教育論で家族は争うことになる。

今回は卑屈さの押し合いへし合いをして、誰が一番卑屈になっ
ているのかを描いた物だった。

教育論に対する夫婦の葛藤など、面白い問題点としてドラマを
構成しているし、職を失い父親としての威厳を失いつつある
勇次が子供に対応していくのか。

子供の世界という事で必要以上に関わらない事が良いことなのか
それとも幸子の様に原因を突き詰めて、問題の根が広がらない
ウチにつみ取ることが良いのか。

威厳がないと思っていた父親だけど、会社での仲間からの信頼
を得ている一面や、逆に出来ない部分を浮上させ、包み隠さず
親の姿を見せているところは上手く出来ている感じ。

いじめの問題やら貧富の差の問題に関してはなかなか一筋縄
ではいかないものの、どのようにして他人は他人という意識
を持たせていけるのかどうかだね。

未だに独身時代の夢という事をチラつかせつつ、家族との関係
との間で葛藤として存在させている所など、今後の進退として
気になる物があるし、子供の見本となるべく、そんな夢を追う
父親の背中を見せていくことになるのか。

犬の件で大きな動きがありそう。
眞子には可愛そうだけど、犬が居なくなるお陰で、家族に起き
ている問題が少し軽減されそうだ。

本郷勇次(30):錦戸亮 (機械メーカーの人事担当)
本郷幸子(29):水川あさみ (勇次とデキ婚)
本郷大(8):山崎竜太郎 (デキ婚して生まれた長男)
本郷眞子(6):久家心 (犬、スカイを拾ってきた張本人)
堀田克彦(29):田口淳之介 (高校の同級生)
窪田松夫(57):泉谷しげる (勇次の上司)
窪田初枝:大森暁美 (入院中)
川島秀樹:武田航平 (勇次の元バンド仲間)
安住由紀子 :鹿沼憂妃 (眞子の学校の担任の先生)
中尾啓介 :風見しんご (バー「CrossRoad」のマスター)
野崎誠吾:吹越満 (勇次の上司)
奈良橋 宗一:杉本哲太 (動物病院の獣医)
畑山芳子:森脇英理子 (嫌みな親)
畑山静香:庵原涼香 (高飛車な子)

三村喜代美:大島蓉子 (スーパーの店員)
児玉克彦:小浜正寛 (スーパーの上司)

迫田孝也、宗田明紘、石井聡、鈴木康太、菅野麻由
北村燦來、君野蘭華

加納義和:ト字たかお (管理人)
曾根田和也:三上真史 (勇次の同僚)
海老原孝造:渡辺哲 (アパート会長)
ペットショップ店員:野口聖古


琢磨:谷端奏人 (虐められる子)
室伏和美:三浦理恵子
建治:原田一輝 (虐めっこリーダー)

金山一彦、原田麻由
沢井小次郎、原田麻由、森谷ふみ、天正彩、平塚真介
小林優斗、平尾仁、中谷竜、田中和次朗、鈴木励和、植村海
榎本将也


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