犬を飼うということ
(2011年4月期・テレビ朝日・金曜23時枠)

脚本:寺田敏雄
音楽:沢田完
プロデューサー:木内麻由美、大江達樹、池田偵子
演出:本木克英(1)(2)、遠藤光貴(3)(4)(7)(9)、橋伸之(5)(8)
木内麻由美(6)
主題歌:関ジャニ∞「マイホーム」

http://www.tv-asahi.co.jp/inu/index.html



第9話 一生懸命、生きるということ
--------------------------------------------------------
大と眞子は学校へと登校する中、勇次は産気づいた幸子を病院
へと連れて行く。しかしまだフライングで生まれる状態では
無かった。勇次はその足で会社へと向かう。

幸子は帰宅しスカイを呼ぶが、いつも玄関のトビラを開ければ
駆け寄ってくるスカイの姿がない。不安になり部屋中を探すと
スカイは辛そうにして倒れていた。

その頃勇次は、
奥村照雄に誘われ、新しい職場である高層ビル
の窓ふきの仕事をしていた。

眞子たちは学校に行くと、静香が母と共に学校に来ていた。
他の生徒たちは、静香を見ると、父親の会社が潰れたのだろう?
と問う。しかしそれを聞いた眞子は、父親は何時だって頑張る
ものだと告げる。
静香は眞子に対して、遠くに引っ越しすることを告げ、引っ
越しするにはまだ時間があるので、その前に遊んであげると
いう。スカイも一緒に遊ぼうとして約束する。

幸子はスカイの容体の悪化を受けて奈良橋の元へと連れて行く。
奈良橋は診察すると家族を呼んでくれと幸子に告げる。
すぐに子供たちにも伝わり、担任は二人を早退させてくれる。
勇次にもメールするが、仕事中でどうしても抜け出すことは
出来なかった。子供達が見守るもスカイは息を引き取って
しまう。

勇次は仕事後急いで幸子達と合流しようとすると、スカイが
息を引き取ったと電話で知る。
勇次は子供達がスカイを連れて帰ってくるのを見ると、お帰り
と告げる。

--------------------------------------------------------

スカイが危篤になる。
幸子は電話で子供達、そして夫の勇次に電話するが、仕事の
為勇次はどうしても抜け出すことが出来なかった。子供達
が見守る中、スカイは静かに息を引き取る。

勇次も危篤の連絡を受け、行くべきかどうかで葛藤がある辺り
がドラマとしては興味の示すところだった。
ペットも人間と同等の扱いをという事で、子供達を学校から
早退させる訳だけど、流石にその辺は違和感がある。
ペット信者には当たり前なのかも知れないが・・・

静香とスカイのエピソードが殆ど皆無なだけに、静香のスカイ
を絡めた流れはかなり違和感があり、無理して犬を引き合いに
出す必要は無かったのかも知れない。

このドラマの良かった点は、人間関係に於ける暖かさが存在
していた事。
フジテレビのマルモのおきてなんかでもそうだけど、
人間関係が上手く形成されていると、多少テーマから外れても
それなりの満足感を得ることが出来る。

最後は忘れていたのを無理矢理思い起こさせるハワイのネタ。
流石に窪田から貰った金で旅行に行くのは気が引けるか。

鍋返しとばかりに、今回はイニシアチブを奈良橋に持たせた
所は面白かった。

本郷勇次(30):錦戸亮 (機械メーカーの人事担当)
本郷幸子(29):水川あさみ (勇次とデキ婚)
本郷大(8):山崎竜太郎 (デキ婚して生まれた長男)
本郷眞子(6):久家心 (犬、スカイを拾ってきた張本人)
堀田克彦(29):田口淳之介 (高校の同級生)
窪田松夫(57):泉谷しげる (勇次の上司)
窪田初枝:大森暁美 (入院中)
川島秀樹:武田航平 (勇次の元バンド仲間)
安住由紀子 :鹿沼憂妃 (眞子の学校の担任の先生)
中尾啓介 :風見しんご (バー「CrossRoad」のマスター)
野崎誠吾:吹越満 (勇次の上司)
奈良橋 宗一:杉本哲太 (動物病院の獣医)
畑山芳子:森脇英理子 (嫌みな親)
畑山静香:庵原涼香 (高飛車な子)

三村喜代美:大島蓉子 (スーパーの店員)
児玉克彦:小浜正寛 (スーパーの上司)


迫田孝也、宗田明紘、石井聡、鈴木康太、菅野麻由
北村燦來、君野蘭華

奥村照雄:遠山俊也 (勇次の上司、会社から独立)

沢井小次郎、井上夏葉、皃玉宣勝、村上信五


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system