遺留捜査 (2011年4月期・テレ朝・水曜21時枠) 脚本：尾西兼一(1)、坂田義和、池上純哉(3)、伊藤洋子(2) 監督：猪崎宣昭(1)(2)、麻生学(3)、長谷川康 ゼネラルプロデューサー：松本基弘 プロデューサー：三輪祐見子、丸山真哉・横塚孝弘  主題歌「記憶」 MISIA http://www.tv-asahi.co.jp/iryu/

第4話 紅い石
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田岡耕治(21歳)は食事を取った後、天龍橋の近くの河川敷で
殺害され発見される。遺体は争った末に後頭部を痛打した事が
明らかで、遺体からは携帯電話などは見つからない。
地元に詳しい所轄・羽田東署の岩田も協力し捜査が開始される。

その頃糸村は現場近くを探り、石が落ちているのを発見する。
更に遺留品として、女性の似顔絵と料理本が落ちていた。
糸村は村木に頼み石の件を調べて貰う。専門家ではないので
無理だとすると、村木が合コンで知り合った鉱物学の人を紹介
してもらう事になる。

耕治の父親である・田岡孝雄を呼び出し遺体を確認してもらう。
息子はケンカっ早い所があったという。

検視の結果、死亡推定時刻は昨晩PM20:00。外傷性脳内出血が
死因だった。耕治は中学の頃非行に走り、高校を中退。
その後傷害で捕まり、最近出所してきたばかりだという。
高校を中退した頃から、父や長男・康夫とは不仲であり、母親
民江は、彼が服役中に亡くなったという。
糸村たちは、絵について調べていく。
絵は北区の工事現場で同じ職場の人物と絵を巡ってケンカに
なっていた事を知る。それまでして大事にしていた絵を丸めて
捨てているのが気になるという。

孝雄に似顔絵を見せるが知らないという。孝雄は息子のせいで
職を失い、未だに賠償金も払えていないという。
みゆきたちは、事件当日に孝雄がこの家に来ている事を、聞き
込みで情報を得ており、その事を尋ねると、出所後に確かに
ここに来たが、この先どうするのか尋ねたところケンカになって
飛び出したという。石の事についても尋ねるが知らないという。
しかしみゆきは石の件で孝雄の表情が変わったことを見逃さな
かった。
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河川敷で男性・田岡耕治の遺体が発見される。
親・兄弟からも半ば見捨てられた状態だった耕治は、出所後
に何をしようとしていたのか。
現場に落ちていた石から容疑者を絞り込んでいく。

「相棒」の右京に対する周りの態度なんかと同じで、そろそろ
糸村の功績に対して、周りが認めなければならない時期に
来ている訳だが、その辺を無視して貫き通すところに、テレ朝
刑事物のワンパターンさを物語っている。

被害者が生前に何をしていようとしていたのか。
それらを伝えることが、警察官としての役割の範疇なのか。

何故耕治と絵描きの男性が仲違いしたのか、互いに様子を
気に掛けていたのに、突然仲間ではないと言った辺りの流れ
は違和感に感じたけど、ベタベタな流れで長男が殺害したと
思われた物語を、刑務所で同じ房の人間だった者の犯行に
すり替えていく流れだったので多少の事は仕方がないか。

母親のシチューの味とか、みんなで食べるシチューの美味しさ
というものを実感しているのに対して、何故次男が中学時代
から荒れてしまったのかそっちの方が気になるな。

キレ安い男性が、本当に今でも更生の意思が有るのかどうも
微妙なところがある。
それよりも所轄の岩田が突然糸村に殴りかかる辺りの横暴さ
が凄いな。
所轄の刑事が、本庁の刑事を殴ったりするのか?