IS 〜アイエス 男でも女でもない性 (2011年7月期・TV東京・月曜22時枠) 脚本：寺田敏雄(1)(2)、岩村匡子(3) プロデューサー：中川順平、森田 昇、山田大作 チーフプロデューサー：岡部紳二 演出：藤尾 隆(1)、池澤辰也(2)、森田 昇(3) 音楽：白石めぐみ オープニング：想色コーディネート(九州男) エンディング：パーソナルCOLOR (Hilcrhyme) http://www.tv-tokyo.co.jp/is/

第3話 男でも女でもない性SOS!秘密の告白
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春は男性として育ってきていたが、高校生になり急速に女性化
が始まる。そんな中、親友になった美和子に意外な一面が有る
事が分かり、タトゥーをしようとしていた美和子を強引に連れ
出す。私も不適合者であり、うちの親も私を消そうとしている
事を美和子は語ると、春は美和子に自分の秘密を告白する。
自分はウソをつくのはホントは嫌だったとし、嘘をついている
限り本当の自分の事を理解してくれる人は居ないという。
美和子にISである事を告げ、戸籍は女性だが心は男であると
思っていると告げる。キモイと思われても仕方がないと思うと
告げると、美和子は秘密を話してくれたことに驚き、絶対に
秘密を守るという。

美和子は帰宅すると、母が待っていた。
母に話そうとする美和子だが、意図的に話題を変えようとする
母に、話そうとしないのは認めたくないのと同じ事だと告げる。
世の中ウソが嫌いな人はいると告げる。

翌日春は登校しようとすると目眩が訪れる。
登校中に憲次に声を掛けられると、サッカー談義に花を咲かせる。
憲次から女子サッカー部を設立したらどうかと言われるが、医者
から止められていることを語る。春は憲次のバッグに"ガトモナ"
と呼ばれる身長の低いサッカー選手のキーホルダーが付いている
事に気がつく。二人ともガトモナを崇拝している事が分かり
憲次から、今度一緒にサッカーの試合を見に行かないかと
誘われる。春と話していると男同士みたいだと言われ、春は
その言葉に喜ぶ。

一方その頃美和子は母から部屋に閉じこめられていた。
私たちの秘密は大事なんだと言われ、それを実感させるまで
部屋に閉じこめられてしまう。

春は加奈子に話しかけられると、先ほど憲次と何を話していた
のか尋ねられる。一緒にサッカーを見に行くことを告げると、
くれぐれも気をつけてと言われる。

美和子に告白してから、彼女が学校に来ていない事を知る。
マキやよし子、樹里亜によると、美和子は一年留年している
みたいだという。もしかしてレズなのではないか?と言われる。
そんな中、美和子からメールが届くと、彼女は春に母親から
部屋に閉じこめられているので助けて欲しいと書かれていた。
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春は美和子の意外な一面を知る。自分のことを社会の不適合者
だとして失望していることを知り、春は自分の秘密を明かして
彼女に自分の気持ちをぶつけていくが・・・

ISは2000人に一人という言葉が信用できる数字ならば、それな
りに今回のエピソードを見ても納得するものがあるのだろうけ
ど、やはりドラマだねと思わざるを得ないものを感じる流れ
だった。
春がISだと告白したときに、美和子は幾ら母親から洗脳されて
いたとはいえ、自分にも告白するチャンスが有ったにもかかわ
らず、それを臭わせない所がまた、ちょっと違和感を覚える。

春がISであることで、形は違えど、相原家とは心情や悩みを
共有できる関係になり得るはずなのに、それが出来ないもどか
しさというものを感じた。

色んな所で"秘密"が発覚し、その中でも憲次の姉らしき写真
が意味するところは、今のところ何なのか分からない。
案外このケースもISパターンなのかなと思うところが有るけど
どうなのだろうか。

春は一人一人仲間を増やしていくかのように秘密を暴露していく
流れになるかと思ったけど、取りあえず今回は美和子だけ
だった。

当面の問題は春は心は男性だが、美和子はどうなのかという
点か。裸になっているシーンが有ったけど、そこに見えるも
のは一体何だったのか。

生徒の悩みを真剣に考えているとする加奈子先生のアピール性
が、なんともリアルで憎たらしさを感じてしまう。
それに比べて星野夫婦は当たり前の事をしている様で、それが
凄いと感じる作りは良くできている。