IS 〜アイエス 男でも女でもない性
(2011年7月期・TV東京・月曜22時枠)

脚本:寺田敏雄(1)(2)、岩村匡子(3)(4)、田口智子(4)
プロデューサー:中川順平、森田 昇、山田大作
チーフプロデューサー:岡部紳二
演出:藤尾 隆(1)(4)、池澤辰也(2)、森田 昇(3)
音楽:白石めぐみ
オープニング:想色コーディネート(九州男)
エンディング:パーソナルCOLOR (Hilcrhyme)

http://www.tv-tokyo.co.jp/is/





第4話 男でも女でもない性作られた“お姫様”
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春は美和子にISである事を告白すると、自殺未遂を犯した
美和子は病院に運ばれる間際に、自分もISである事実を告白
する。

ドラマとしてはISとISの子供を抱える家族の問題を中心として
どう子供と接していくのかが描かれる。
子供を愛していることに変わりはないものの、ISという事実
は親たちにとっても容易には受け入れがたいものであり、
それぞれ対応の違いというものが面白く描かれている。

一番のサプライズは、なんと言っても春のISの事実を既に
告白前から美和子と賢一が知っていたということ。
そんな事実を知りつつ顔色を伺うようにして近付いてきた事を
考えれば、春側にも美和子を不審に感じてしまう一面が存在
しそうだけど、その辺は春の性格、そして春を取り巻く環境に
よって上手く相殺されている。

ちょっと安易に考えていた春の世間への公表に対する警戒感
を指摘する事と、過剰に反応している美和子側のアプローチ
が面白い具合に二つの間で綱引きしている。

美和子は春を通して、ISを克服していきたい気持ちと、
春が告白する事でどの程度の影響が有るのかを不安と期待の
視線で見ているのではないかな。

ちょっと直子が美和子の事を監禁した辺りはイマイチ理解
出来ない行動だったけど、直子の心情が描かれたことが有った
り、春に全ての責任を押しつけようとしている辺りの一面が
今の彼女の精神状態を表しているのかなと思う。

春に彼氏が出来ている事で、美和子にとって見守りたい心と、
自分にはない春の恵まれた状況に、壊したい気持ちが混在して
いるのではないかな。

星野春 …… 福田沙紀 (ISな高校生)
星野太郎 …… 高橋ジョージ (父、パティシエを目指していたが)
星野陽子 …… 南果歩 (母)
星野夏 …… 山谷花純 (春の妹)
相原美和子 …… 剛力彩芽 (白咲高校)
相原直子 …… 西田尚美 (美和子の母)
相原賢一 …… 西村雅彦 (美和子の父)
伊吹宗一 …… 大杉漣
伊吹憲次 …… 井上正大 (2年生、サッカー部)
齋藤礼音 …… 入江甚儀 (春の幼なじみ)

小宮山啓二 …… 森下哲夫 (校長)
水沢加奈子 …… 鹿沼憂妃 (料理実習教師)
錦耕介 …… 小林正寛 (担任)
江藤次男 …… まいど豊 (教頭)
長谷川マキ …… 藤原令子 (ロングの子)
山田樹里亜 …… 趣里 (メガネの子)
畑野よし子 …… 尾崎千瑛 (ショートの子)
宇佐美はじめ …… 武田梨奈 (ちょっと男っぽい女生徒)


奥森皐月、佐藤宏一、指出瑞貴、飯塚拓也、柚りし菓、新田匡章

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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