IS 〜アイエス 男でも女でもない性 (2011年7月期・TV東京・月曜22時枠) 脚本：寺田敏雄(1)(2)(5)、岩村匡子(3)(4)、田口智子(4) プロデューサー：中川順平、森田 昇、山田大作 チーフプロデューサー：岡部紳二 演出：藤尾 隆(1)(4)、池澤辰也(2)(5)、森田 昇(3) 音楽：白石めぐみ オープニング：想色コーディネート(九州男) エンディング：パーソナルCOLOR (Hilcrhyme) http://www.tv-tokyo.co.jp/is/

第5話 男でも女でもない性禁断の恋にゆれる…
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春が伊吹と抱き合うのを見た美和子はショックを受ける中、
美和子にも春の親友である礼音から気に入られて告白される。
春は美和子が礼音に好意を寄せる事に違和感を覚えるが、
春と同じ事だと言われて、何も言えずに居た。

美和子の中の長年蓄積された鬱積が、何時何処で現れるのか
不安な印象しかなかったのだけど、意外と良い人物であり、
少なくとも春を傷付ける人物ではなさそうな感じがするので
ちょっぴり安心して見ていられる話だった。

ドラマとしては、春と美和子が同じISでも対照的な関係として
描かれ、太陽と月の関係に例える辺りはなかなか上手い感じ
がしたけど、男性らしさを求める春と女性らしさを求める美和子
が皮肉にも体が逆の方向性を持っている辺りがとても興味深く
映る。

美和子がしずくの会と呼ばれる自助グループの存在を知ってい
た事に驚くものが有る。その存在を知っているのであれば、もう少し
早く美和子の心の闇が晴れていたのではないか。

春にとっては初めての戸惑いであり、そんな状況に於いて
先輩の存在が有ることに頼もしさを感じる流れだった。
本来ならば美和子と春の間でも、上手く問題をカバーし合える
関係に成熟していれば良いんだけどね。