IS 〜アイエス 男でも女でもない性
(2011年7月期・TV東京・月曜22時枠)

脚本:寺田敏雄(1)(2)(5)、岩村匡子(3)(4)(6)(7)、田口智子(4)
プロデューサー:中川順平、森田 昇、山田大作
チーフプロデューサー:岡部紳二
演出:藤尾 隆(1)(4)(7)、池澤辰也(2)(5)、森田 昇(3)、岡田寧(6)
音楽:白石めぐみ
オープニング:想色コーディネート(九州男)
エンディング:パーソナルCOLOR (Hilcrhyme)

http://www.tv-tokyo.co.jp/is/





第7話 男でも女でもない性“カミングアウト”
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今まで男性として暮らしてきた春が高校で、女性として過ごす事
で、少しずつこれまでには無かった問題が浮上していく。
夢のためとはいえ自分の事を偽ることで、その歪みが妹を傷付
け、そして自分の心も蝕んでいく。

春の様な恵まれた環境と、美和子のように不遇の環境を上手く
自分の事のように捉えて、自分が先頭を切って道を切り開こう
としている春の姿は、美和子が尊敬するに値するだけの
バイタリティを兼ね備えたキャラクターだった。

これまでには感じなかった事。そしてこれまでに起きなかった
問題が浮上していく事で、その都度頭を悩ませるものだけど、
色んな意見を聞きつつも最後は自分から何かをしようとする
春の強さは凄いよね。

好きだからこそホントのことが言えない辛さは、形は違えど
誰もが経験している事だろうし、自分の信念を貫くことで
周りを傷付け、そして大事にしてきた物が全て破壊される可能
性が有る中での決断は、吉と出るのか凶と出るのか。
それだけでも次週の話に対する期待感は相当大きいものが有る。

美和子がようやく母親に対して本音を語ることが出来た事で
展開も打開されると思いきや、子供を守る為に母親なりの決意
と行動が、とても猟奇的な感じに思えてしまう辺りも、
とても複雑に思える部分である。

礼音や憲次など、周りで春や美和子を眺める者達の善良な姿
を見ていると、告白しても受け入れてくれそうな感じはする
けど、いざ恋人から結婚相手へと意識していく中でも、それが
受け入れられていくのか興味深い物があるな。

自分の事だけならばまだしも、自分のことで周りを巻き込んでしま
うとなると、なかなか自分の思惑通りに行動を起こせないって
いうところが、このドラマを複雑な物へと追い込んでいる。

星野春 …… 福田沙紀 (ISな高校生)
星野太郎 …… 高橋ジョージ (父、パティシエを目指していたが)
星野陽子 …… 南果歩 (母)
星野夏 …… 山谷花純 (春の妹)
相原美和子 …… 剛力彩芽 (白咲高校)
相原直子 …… 西田尚美 (美和子の母)
相原賢一 …… 西村雅彦 (美和子の父)
伊吹宗一 …… 大杉漣 (憲次の父)
伊吹憲次 …… 井上正大 (2年生、サッカー部)
齋藤礼音 …… 入江甚儀 (春の幼なじみ)

小宮山啓二 …… 森下哲夫 (校長)
水沢加奈子 …… 鹿沼憂妃 (料理実習教師)
錦耕介 …… 小林正寛 (担任)
江藤次男 …… まいど豊 (教頭)
長谷川マキ …… 藤原令子 (ロングの子)
山田樹里亜 …… 趣里 (メガネの子)
畑野よし子 …… 尾崎千瑛 (ショートの子)
宇佐美はじめ …… 武田梨奈 (ちょっと男っぽい女生徒)


乾しず江 …… 堀田貴子 (弁護士、"しずくの会")
主婦たち …… 春風ひとみ、和泉ちぬ、小柳友貴美、奥田由美
謎の女性 …… 清水真緒 (憲次の姉??)
麻衣 …… 西舘さをり (しず江の事務所で働く)
田口 …… 織田和晃 (夏の彼)
高桑 …… 久保貫太郎 (しず江の事務所で働く)

藤原令子 ,  中沢裕美丘みつ子


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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