IS 〜アイエス 男でも女でもない性
(2011年7月期・TV東京・月曜22時枠)

脚本:寺田敏雄(1)(2)(5)(8)、岩村匡子(3)(4)(6)(7)、田口智子(4)
プロデューサー:中川順平、森田 昇、山田大作
チーフプロデューサー:岡部紳二
演出:藤尾 隆(1)(4)(7)、池澤辰也(2)(5)(8)、森田 昇(3)、岡田寧(6)
音楽:白石めぐみ
オープニング:想色コーディネート(九州男)
エンディング:パーソナルCOLOR (Hilcrhyme)

http://www.tv-tokyo.co.jp/is/





第8話 男でも女でもない性たった一人の味方…
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春は自分の体の件で黙っていることが周りの人たちを騙してい
るのではないかと違和感を覚え、そしてそれが自分自身を偽って
生きている事に我慢が出来ずついに全校生徒の前で告白する。
それなりの覚悟をもって告白するのだが・・・

取りあえず目の前の事実にただ生徒達も戸惑うばかりと
いう状況が描かれた。有る意味では想定内の反応だけど、意外
と反響は大人しい感じもする。でもそんな行動心理も当たり障りのない
対応を取る日本人って事を考えると、納得してしまう部分も多いな。

健常者と障害者という言葉によって、普通の人間とそうでは無い
人間に分け隔てられているのではないかとする違和感を
水沢先生を使って上手く描かれた。この先生の妙な偽善者っぽ
いリアクションが実に憎たらしく描かれるけど、春のナレーシ
ョンが何処かそんな憎たらしさを緩和している印象もある。

春の行動力には見ている方としても敬服させられるものがあ
り、両親もそんな春の事を尊敬している。

質問箱とかISに関する詳細を書いた説明書を自ら学校に配布
しておくところなど驚く物があった。
他人を気遣っている様な行動が逆に傷付けてしまうという事は
有るのだろうけど、日本人の性格からすると面と向かっては、なか
なか質問など出来るはずもないな。

今回謎とされていた伊吹家の事情についても描かれ、ISでは
ないけど、自宅に障害者の姉が居ることが判明。そして憲次
が8歳の頃のエピソードとはいえ、そんな姉を守れず逆に
見捨てようとしていた事実がある所など、彼の中での障害者に
対するトラウマが、春に対する接し方に於いて、一癖も二癖
も与えそうで上手く葛藤として描かれているなと思う。

さて質問箱に質問を入れたのは誰なのか。
本命としては憲次なのかもしれないけど、個人的には三人組の一人
でメガネの大人の子・樹里亜じゃないのかなと思っていたりもする。

礼音のリアクションは、美和子にも伝わるところが大きそうな感じだね。

星野春 …… 福田沙紀 (ISな高校生)
星野太郎 …… 高橋ジョージ (父、パティシエを目指していたが)
星野陽子 …… 南果歩 (母)
星野夏 …… 山谷花純 (春の妹)
相原美和子 …… 剛力彩芽 (白咲高校)
相原直子 …… 西田尚美 (美和子の母)
相原賢一 …… 西村雅彦 (美和子の父)
伊吹宗一 …… 大杉漣 (憲次の父)
伊吹憲次 …… 井上正大 (2年生、サッカー部)
齋藤礼音 …… 入江甚儀 (春の幼なじみ)

小宮山啓二 …… 森下哲夫 (校長)
水沢加奈子 …… 鹿沼憂妃 (料理実習教師)
錦耕介 …… 小林正寛 (担任)
江藤次男 …… まいど豊 (教頭)
長谷川マキ …… 藤原令子 (ロングの子)
山田樹里亜 …… 趣里 (メガネの子)
畑野よし子 …… 尾崎千瑛 (ショートの子)
宇佐美はじめ …… 武田梨奈 (ちょっと男っぽい女生徒)

乾しず江 …… 堀田貴子 (弁護士、"しずくの会")
主婦たち …… 春風ひとみ、和泉ちぬ、小柳友貴美、奥田由美
葵 …… 清水真緒 (憲次の姉??)
麻衣 …… 西舘さをり (しず江の事務所で働く)
田口 …… 織田和晃 (夏の彼)
高桑 …… 久保貫太郎 (しず江の事務所で働く)


佐藤宏一、大橋律、松永智


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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