IS 〜アイエス 男でも女でもない性
(2011年7月期・TV東京・月曜22時枠)

脚本:寺田敏雄(1)(2)(5)(8)(10)、岩村匡子(3)(4)(6)(7)(9)、田口智子(4)
プロデューサー:中川順平、森田 昇、山田大作
チーフプロデューサー:岡部紳二
演出:藤尾 隆(1)(4)(7)、池澤辰也(2)(5)(8)(10)、森田 昇(3)、岡田寧(6)(9)
音楽:白石めぐみ
オープニング:想色コーディネート(九州男)
エンディング:パーソナルCOLOR (Hilcrhyme)

http://www.tv-tokyo.co.jp/is/





第10話 男でも女でもない性自分が自分である証
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春が学校でISである事を告白したことで、職員会議が開かれ
退学に関する話し合いが行われる。一方美和子の母は、家族の
前からいなくなり、心当たりの場所を探していくが・・・

もの凄い大団円が待っていたという感じの最終話。

全ての流れが春の存在・告白に係っていて、春を中心とした
流れが上手く形成されていた。最初は春の存在は、美和子に
だけ影響を及ぼすと思っていたけど、その波及効果は凄い
広がりを見せ、豪快なものが有った。

告白することは周りの反応を含めて本人にとっては怖い事
だろうけど、何もせずただ怖がっている状況からすれば、
告白した先に有る未来を感じさせて、その人となりの結論を持
って上手く人生を前進させた感じだ。

春が退学させられそうになる一連の件に関して、母・陽子が
語るようにISのせいではなく約束違反だと指摘する辺りも、
母親として強さを感じさせた。

男女どちらの特性を持つISだからこそ、強さと慎ましさを持つ
理想の生徒だと称した辺りも上手くできていたし、そんな視線
をもてる教師の姿は、良い担任と出会ったなという感じがした。

男と女どちらの性格を持つIS。
人は性別によって二分立する事が出来ないこと。
最近見ている海外ドラマ新・ビバリーヒルズ青春白書」(S2 16話)の中で
エイドリアナという生徒が、女性から告白され自分は男性が好きな
のか女性が好きなのか、自分はレズなのかどうかで悩むシーンが
有るけど、その友人であるシルバーは彼女に対して、性別は恐らく
グラデーションの様なもので、男性でも女性に近い人物がいたり
逆も有る事を口にしていた。

春は学校との約束を破った訳だけど、父親は娘が入学した事で変化が
有った為に、入学時の約束を守れなかった事を語っている。価値観が
成長と共に変わる中で、男性的に暮らしてきた春の中にも女性的な部分
が顔を覗かせてきたけど、春自身は男性だと思いこんでいるだけど、
実際には男性だと決めつけて生活していく事は窮屈な感じなんじゃない
かな。最後に男性の制服を着たのが本当に正しいのかどうか、なんと
なく微妙な感じもした。

星野春 …… 福田沙紀 (ISな高校生)
星野太郎 …… 高橋ジョージ (父、パティシエを目指していたが)
星野陽子 …… 南果歩 (母)
星野夏 …… 山谷花純 (春の妹)
相原美和子 …… 剛力彩芽 (白咲高校)
相原直子 …… 西田尚美 (美和子の母)
相原賢一 …… 西村雅彦 (美和子の父)
伊吹宗一 …… 大杉漣 (憲次の父)
伊吹憲次 …… 井上正大 (2年生、サッカー部)
齋藤礼音 …… 入江甚儀 (春の幼なじみ)

小宮山啓二 …… 森下哲夫 (校長)
水沢加奈子 …… 鹿沼憂妃 (料理実習教師)
錦耕介 …… 小林正寛 (担任)
江藤次男 …… まいど豊 (教頭)
長谷川マキ …… 藤原令子 (ロングの子)
山田樹里亜 …… 趣里 (メガネの子)
畑野よし子 …… 尾崎千瑛 (ショートの子)
宇佐美はじめ …… 武田梨奈 (ちょっと男っぽい女生徒)


hitomi、浜崎巧弥、井上和茂


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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