JIN 〜仁
(2011年4月期・TBS・日曜21時枠)

原作:村上もとか
監督:平川雄一朗、山室大輔、川嶋龍太郎
制作:石丸彰彦、津留正明
脚本:森下佳子
音楽:高見優、長岡成貢

http://www.tbs.co.jp/jin-final/



第4話 江戸から消える
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1865年、龍馬は西郷と合流し、なんとか薩摩藩と長州藩を和解
へと向かわせる中で、仁は江戸に来て4度目の正月が訪れる。
仁は医学館の多紀から、川越・松平家の血筋を持つ松平直克の
正室・恵姫のコブの治療を頼まれる。藩医の全てが失敗を恐れ
治療する事を拒んでいるとの事だった。

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仁は新たにペニシリンの粉末化や遠心分離器を作り輸血へと
手を広げていく中で、松平直克の正室・恵姫の治療を求められ
る。仁と咲は二人で治療のための小旅行をする事になるが・・

咲が自分の夢や希望を、仁友堂に見出したことに対して、
その決意から肝の据わった言動が見られる。その影で仁との関係
に於いては微妙な心情が有ることを吐露するものだった。

咲自身が自分の悩みなどを通して、同様に悩む正室・恵姫への
説得は見事だし、咲の言うとおり同性間を通して説得出来た所
を上手く演出した。

仁と咲の一夜のトークも興味深く、屏風越しに語り合う二人の
温度差や切ない恋心など、面白く演出された。

ドラマは龍馬関連の流れと二分するものだったけど、どちらの
物語も和合がテーマとして存在し、中心には仁の存在がある事
で絶妙な流れを描いている。

幕末だけ有って、殺伐とした流れが有る中、それとは対照的な
龍馬の存在は、何とも言えない味があるね。
大政奉還も間近だ。

南方仁 - 大沢たかお (外科医)
友永未来 / 野風 - 中谷美紀 (吉原の元花魁)
橘咲 - 綾瀬はるか (旗本橘家の娘)
橘恭太郎 - 小出恵介 (徳川旗本の剣客の武士)
佐分利祐輔 - 桐谷健太 (華岡流の若き医師)
山田純庵 - 田口浩正 (西洋医学所勤の蘭方医)
橘栄 - 麻生祐未 (恭太郎と咲の母)
勝海舟 - 小日向文世 (江戸時代末期の武士)
坂本龍馬 - 内野聖陽 (土佐藩出身、脱藩し志士として活動)
喜市 - 伊澤柾樹 (枝豆とゆで卵を売っている少年)
茜 - 橋本真実 (浅草の茶屋の看板娘)
松本良順 - 奥田達士 (西洋医学所頭取助)
浜口儀兵衛 - 石丸謙二郎 (江戸で醤油工場を経営する実業家)
多紀元エン - 相島一之 (奥医師(漢方医)。医学館督事)
福田玄孝 - 佐藤二朗 (奥医師を辞して仁友堂の漢方内科医)
八木 - 斉木テツ (医学所学生)
横松 - 中江大樹 (医学所学生)
澤村田之助 - 吉沢悠 (芸人)
新門辰五郎 - 中村敦夫 (江戸火消し「を組」を束ねる人物)


皇女和宮 - 黒川智花 (仁孝天皇の娘で将軍徳川家茂(14代)の正室)
佐久間象山 - 市村正親 (大怪我、10歳の頃未来へ)
お初 - 畠山彩奈
恵姫 - 緒川たまき
孝 - 浅茅陽子
おりょう - 東風万智子

眞島秀和、山口馬木也、平畠啓史、東根作寿英、佐伯新
飯沼千恵子、大迫一平、清水伸、渡辺杉枝、足立学、勢至郎
沼崎悠、小山かつひろ、松岡由美、森奈みはる、清水圭吾
森村玲、柳橋朋典、斉藤和彦、渡辺慎平、原田千可、秋定里穂
中野裕理、伊勢直弘、市川亀治朗、藤本隆宏


評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

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