カレ、夫、男友達
(2011年10月期・NHK・火曜22時枠)

原作・江國香織
脚本 - 浅野妙子
演出・佐々木章光、古厩智之
音楽 - 大島ミチル
主題歌 - 安藤裕子 「輝かしき日々」

http://www.nhk.or.jp/drama10/kare/





第7話 人を好きになるということ
--------------------------------------------------------

--------------------------------------------------------

治子は会社に怪文章が流れた後、泥臭い仕事ばかりを任せる
様になったが、そんな辛さよりも、熊木が戻ってこない現状
に寂しさを覚えていた。
一方麻子は、邦一と向き合い、前と同じ様な状況が続く様で
有ればこれ以上は一緒に住めない事を伝えていく。

育子のエピソードが随分と盛り上がりを見せる話だった。
嫉妬している現状を実感させることで、人を好きになること
について自分なりに考えを模索していく。

育子らしい言い回しで岸に迫る姿。
最近のドラマで興味深くなる要素としては感情を忘れた人たち
がそれを取り戻していく流れを演出していく事にあるのかな。
父親との微妙な距離感、駆け引きにも近いやりとりがなかなか
育子のキャラクターを際だたせている感じ。

治子は相変わらず、期待はするけど自分は変わろうとはして
いる姿はない。クマちゃんの効果的な復讐の方法は、治子が
クマの事が好きだという事を利用して、クマの存在を何時まで
も引きずらせる事にあるのか。治子の胃袋をしっかりと餌付け
しているクマにとって、肉じゃがを作って残しておいた行動
は効果的に作用した感じ。
治子が折れるかクマが折れるのか我慢比べのような事になっ
てしまう感じもするけど、クマの方は別の女性と付き合って
しまうのかな。

麻子は勇気を持って告白するも、麻子はあくまで別れという
選択を求めていない様だ。そこまで共存する関係って一体
何なのだろうか。しかし練炭が用意されていたけど、これって
どちらが購入したのだろうか?

犬山治子 …… 真木よう子 (32歳・次女)
多田麻子 …… 木村多江 (38歳・長女、元図書館司書、妻)
犬山育子 …… 夏帆 (22歳・三女英立学院大・動物行動学)

多田邦一 …… ユースケ・サンタマリア (東都興業銀行)
熊木圭介 …… 徳井義実 (34歳、カメラマン)
岸正彰 …… 三浦貴大 (研究員・結核で一年休学)
草壁雅美 …… 片岡礼子 (修司の現妻)
犬山洋子 …… 高畑淳子 (59歳、華道家)
草壁修司 …… 長塚京三 (65歳、大学教授)
八木弘樹 …… 平岳大 (治子の大学時代の彼)
富野久美 …… 高橋かおり (治子の部下)
小宮山信二 …… 柄本時生 (治子の部下)
相川光夫 …… 若葉竜也 (育子の彼)


片岡富枝、江頭ひなた、真下玲奈、中島匠、木乃江祐希
大山ルミ、松田百香、重山邦輝、恩田香織、筒井巧


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system