家政婦のミタ
(2011年10月期・日テレ・水曜22時枠)

脚本:遊川和彦
演出:猪股隆一、佐藤東弥、石尾純、日暮謙
チーフプロデューサー:田中芳樹
プロデューサー:大平太、太田雅晴
主題歌:斉藤和義『やさしくなりたい』

http://www.ntv.co.jp/kaseifu/index.html





第6話 私を殺して!…承知しました
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父・恵一の事をなかなか許せずにいる中で、うららが阿須田家
の問題を解決しようと試みる。義之と子供達を引き合わせて話し合い
をしようとするが、義之は子供達に養子になる様迫り、
その強引な口ぶりに結は反発心を抱いていく。

三田を使って狙いすましたようなホラー映画的演出の中、
混乱している長女・結の心の悩み・苦悩を描いた話だった。

今回の狙いが如何に結を追いつめて混乱させようとする意図
が有ったとはいえ、うららさんのドジキャラはもう少しなん
とか出来ないのだろうか。見ているだけでウザイという感覚
しか無く、色んな所で転んだり滑ったりする姿を見ながら
イライラさせられるのは結ではなく視聴者だと思う。
悪気は無いのは明らかだけどね。

結は結で関わらないで欲しいと周りを遠ざけようとするも、
家族の問題をどのように扱って良いのか分からず、自分から
問題を解決しようとする気配は一切無い。せめて少しでも
解決しようとする誠意が有れば多少なりとも結に感情移入が
出来るのだろうけどね。

三田の使い方は一貫している。
三田を制御する人間が三田の暴走を止められなくなり、その
過程で生に対する執着心を感じていくもの。
振りかざした包丁がどのようにして結の身体を回避して、その
暴走を止めるのか。
一度ならず二度襲いかかってきたり、別の角度から攻撃して
きたりと、まさに80年代を彷彿とさせるアメリカンホラー
の典型的演出だったけど、懐かしさを覚えつつ何処か笑えて
しまう。

子供達が学習していて、三田のセリフを先回りして、意地でも
彼女自身の言葉を聞き出そうとする努力が感じられる話だった。

恵一にしても不倫している美枝にしても、出てくるキャラクター
は悉く嫌な人たちばかりだね。

三田灯 …… 松嶋菜々子 (晴海家家政婦紹介所)
阿須田恵一 …… 長谷川博己 (38歳、ハウスメーカー勤務)
結城うらら …… 相武紗季 (28歳、体育教師)
結城義之 …… 平泉成 (68歳)
晴海明美 …… 白川由美 (70歳、晴海家家政婦紹介所・所長)
阿須田結 …… 忽那汐里 (17歳、長女・高2)
阿須田翔 …… 中川大志 (14歳・長男)
阿須田海斗 …… 綾部守人 (12歳・次男)
阿須田希衣 …… 本田望結 (5歳、次女)
阿須田凪子 …… 大家由祐子 (亡き妻)

皆川真利子 …… 佐藤仁美 (隣人)
風間美枝 …… 野波麻帆 (恵一の会社のOL)
小沢拓也 …… 斉藤秀翼 (結の彼氏・カメラ部)
皆川翼 …… 中西龍雅 (真利子の息子)


関戸将志
渡辺憲吉、野田一馬、増田雄二、内藤浩次

鈴木米香、斉藤隆、高木彩那


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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