家政婦のミタ
(2011年10月期・日テレ・水曜22時枠)

脚本:遊川和彦
演出:猪股隆一、佐藤東弥、石尾純、日暮謙
チーフプロデューサー:田中芳樹
プロデューサー:大平太、太田雅晴
主題歌:斉藤和義『やさしくなりたい』

http://www.ntv.co.jp/kaseifu/index.html





第9話 最終章の始まり!一筋の涙…炎の中で私を死なせて
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三田は阿須田家の前で全ての事情を語る。
不幸の境遇から脱して夫と子供にようやく巡り会うも、義父
によって家に火をつけられて亡くしてしまった事。義母から
謝罪も何もしなくて良いので死ぬまで笑うなと言われた事で
淡々と家政婦をしていた事を知る。
しかしそれら全てを語った三田は阿須田家から居なくなって
しまう。

三田が居なくなった事はともかく、何故皆川家で家政婦として
働くようになったのか。

ドラマとして上手いと感じるのは、毎朝7時という時間を
使って、三田と阿須田家との関係を図るという辺りの繰り返し
の演出だ。これがことのほかコメディとしても利用されたし、
緊迫感を生む重要な場面として利用された。

三田自身は前回突然自分の身の上を語り始めたと思えば、
今回は随分あっさりと自分の事を語る姿があった。
まぁイチイチ性格をリセットしていたら、ドラマとしてもテン
ポが悪くなるのでそれも致し方ない感じではある。

三田のインパクトある性格を上手くもじるようにして、
恵一が口まねして見たり、雇い主が変わった事で、同じ
三田の姿が有っても、全く別の姿として存在している彼女の
姿はなかなか面白く描かれている。
希衣を素通りして翼を迎えに来る流れとか、なかなか面白く
出来ていたね。

子供達が集結して三田の為に涙する姿など感動的な流れだった
し、エンディングに突入しても十分消化しきれるくらいの
流れが有ったが、まだまだ残り2話有るみたいだ。

三田がうららを幸せにする為に工作するのか、それともこの
家族にこそ三田が必要で、最後は彼女の笑顔が見られるのか。
一度感情を見せたのだから、押し殺していた感情の全てを
見せ始める可能性もあるけどね。

そういえば森田彩華さん、遊園地の店で働いていたのね。
ようやく顔が分かった。
池田雅典さんも、今期は比較的美味しい役を二つもこなして
いるね。

三田灯 …… 松嶋菜々子 (晴海家家政婦紹介所)
阿須田恵一 …… 長谷川博己 (38歳、ハウスメーカー勤務)
結城うらら …… 相武紗季 (28歳、体育教師)
結城義之 …… 平泉成 (68歳)
晴海明美 …… 白川由美 (70歳、晴海家家政婦紹介所・所長)
阿須田結 …… 忽那汐里 (17歳、長女・高2)
阿須田翔 …… 中川大志 (14歳・長男)
阿須田海斗 …… 綾部守人 (12歳・次男)
阿須田希衣 …… 本田望結 (5歳、次女)
阿須田凪子 …… 大家由祐子 (亡き妻)

皆川真利子 …… 佐藤仁美 (隣人)
風間美枝 …… 野波麻帆 (恵一の会社のOL)
小沢拓也 …… 斉藤秀翼 (結の彼氏・カメラ部)
皆川翼 …… 中西龍雅 (真利子の息子)


半海一晃、神尾佑、池田雅典、柳谷ユカ、森田彩華
藤本哉汰、吉川まりあ


評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

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