金魚倶楽部

制作統括:岡本幸江・菓子 浩
脚本:横田理恵
原作:椿ハナ
音楽:内池秀和
演出:一色隆司、梛川善郎
主題歌:超新星 「君だけは離さない」
挿入歌:GIRL NEXT DOOR 「Pure」

http://www.nhk.or.jp/kingyo/





第3話 二人きりの部活〜近づく距離、謎の過去
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春川はハルの前で家にも学校にも居場所がないことを打ち明け
る中、ハルの下駄箱には、春川が援助交際しているとする手紙
が届けられていた。

春川はハルと仲良くしていることを知られいじめっ子三人組に
よって更に虐められる。しかしそれを見ていた木田は、虐めを
止めると、春川に切られたネクタイの変わりのネクタイを手渡
す。

一方ハルは陽三に頼み、部活を設立し、部室が見つかるまで
非公認ながら物置場を部室として使わせて欲しいと頼む。

孝哉は春川を見つけると、彼女を映画に誘う。
予定が未定だとすると、孝哉は春川にチケットを手渡し、春川
のスケジュールに合わせるので開いた日に一緒に行こうと告げ
る。

放課後、ハルと春川はいつもの部室で落ち合うと、ハルは部活
を立ち上げる事を告げる。春川は部としての活動をするのは
最低5人が必要だとするが、あくまで非公認の活動だとし、
二人の秘密の部活だと語る。春川はどんな活動をするのか?と
問うと、ハルは金魚の世話や読書などをすることだと告げる。

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春川とハルが互いに意識を共有していく中で、二人の関係を
崩そうとするものたちが現れる。果たして二人の関係は揺らぐ
ことなく関係を維持できるのか。

短い時間とはいえ春川とハルが二人だけで過ごしてきた時間を
考えれば、孝哉が言ったハルの人物像に対して春川が揺らぐと
いうのは考えられないものがあるけれど、春川自身心に傷を
背負っていることもあり、なかなかすんなり受け入れられる
のかどうか。

一番気になるのが木田の存在。
この人が影で何らかの指示を与えて二人の関係を壊そうと
しているのではないかと疑いの目を向けてしまうものが有る
けど、表面的にはその姿が描かれていない。手紙を出している
のが取りあえず彼女なのか否か、そしてインターネットを使って
中傷している件に関わっているのかどうかが気になる。
ただ部の正式な承認のためには5人が必要だという事を勘案すると
木田の存在はその一人としては、申し分がないのだけど、
木田がどの感情を優先していくかによって、敵にも味方にも
なりそうな気がする。

ハルが先輩の彼女でマネージャーだった女性と一体何が有った
のか。誤解だとしても、その誤解だった事実をどのようにして
払拭していくのかもドラマとしての見所だと思う。

柊ハル …… 入江甚儀 (明教学園・高3)
春川こと …… 刈谷友衣子 (明教学園・高1、いじめられっ子)
木田香代子 …… 水野絵梨奈 (明教学園・高3、生徒会副会長)
柳橋翔 …… 吉沢亮 (明教学園・高3)
本井孝哉 …… 栗原吾郎 (明教学園・高1、クラス委員)
柊友恵 …… 遊井亮子 (母)
水木陽三 …… 麿赤兒 (用務員のおじさん)
春川麗子 …… 喜多嶋舞 (ことの母)
上野沙織 …… 中山絵梨奈 (いじめっ子)
曽我部奈々 …… 指出瑞貴 (いじめっ子)
宍戸希美香 …… 佐野愛里紗 (いじめっ子)
桐ヶ谷あかね …… 尾崎千瑛


AD笠原、中野剛


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