ドラマ24 “ここが噂のエル・パラシオ”

脚本 - 徳永友一(1)、吉澤智子(3)
監督・白川士
チーフプロデューサー - 岡部紳二
プロデューサー - 森田昇、浅野太、池田禎子
OPテーマ - 4Minute『READY GO』
EDテーマ - 曽根由希江『君のとなりに』

http://www.tv-tokyo.co.jp/elpalacio/





第3話 超快楽ドM激痛美女レスラー
--------------------------------------------------------
大岡は如月に抱きつかれたかと思うと突然投げられる。
桜花からレフリーになるにはプロレスを知る必要が有ると言わ
れ、受け身の練習をさせられたのである。
同時にアイドルレスラーの陽向もまた同様の練習をさせられる
も、彼女はリング場内を逃げ回って技にもかかろうとしない。

洗濯中にも桜花がやってきて腕立て・スクワットの練習をさせ
られる大岡。ロードワークと称して安売りの米を買いに行かさ
れる。

そんな中、相変わらず練習では陽向が逃げ回って練習にならな
い。桜花は陽向に逃げずに技を受けろという。その言葉を聞い
た大岡は何故プロレスでは逃げてはいけないのかという疑問が
出てくる。その疑問を桜花たちにぶつけると、突然陽向を実験
台にして、リング場に上がらせ、15分間の練習試合をさせる。
相手はエルパラのエース・いつかで、陽向は投げられて意識
朦朧とする。それを見た桜花たちは、今のは陽向が悪いとし、
逃げるからだと告げる。しかし大岡はプロレスは痛いし怖い
ので逃げるのも当然だとして、桜花たちの意見に賛同できなか
った。

--------------------------------------------------------

レフリーになる為にはプロレスの事を知る必要があるとして、
桜花にレスラー同様の受け身の訓練をさせられる。しかし
何故プロレスではロープに振られると必ず技をかけられるのに
戻っていくのかという疑問がフと湧いてくる。納得の答えが
出ない大岡と陽向は、レスリング場を抜け出し・・・

誰もが思うであろうプロレスの最初の疑問を描いた話だった。

技をかけられると分かっても何故レスラーたちは逃げずに
立ち向かうのか。

リング上に最後まで立っていた方が勝ちとする辺りの単純明快
な答えは良いとしても、時に逃げても良いんじゃないかという
感じはする。まぁロープに振られてフェイントをかける人は
居るけど、当たることを前提にした体制を取らないとそれだけ
危険で有り、下手に避けるよりは受けろって感じなのだろうか。

プロレスの場合先の先を読んだ展開っていうのがあまりに
少ないような感じがするけど、目先の攻撃を避けるよりも
最後は体力だったりダメージの蓄積なんかを考える方が結果
的には良いのだろうか。

前回の如月に続き、今回は陽向を取り上げた話だった。
学校に馴染めず高校を中退した彼女が元気を貰ったプロレス。
そこに身を投じた物のやはりそう簡単にプロレス体質に変わる
というものではない。

今までの陽向はリング場で何をしていたのかという疑問が
有るにせよ、このドラマシナリオは多少幼稚でも、格闘技の
アクションのツボは抑えている所は見事。愛川ゆず季さん以外
はプロレスラーとしての経験は無さそうだけど、きちんと
蹴るところは蹴ったり殴るところは殴っていたりして役者も
身体を張っている感じがする。
オープニングの映像なんて、あり得ないくらい格好良くアク
ションが撮られているしね。

大岡忠輔 - 武田航平 (記憶喪失)
須弥仙桜花 - 佐藤江梨子 (元スターレスラ−でエルパラのボス)
牧原いつか - 愛川ゆず季 (エルパラのエース)
如月冴江 - 武田梨奈 (元空手家)
棚橋万里子 - 澤山璃奈 (リングネーム「マリリン・ターナー」)
浅野陽向 - 中村静香 (リングネーム 「ひなた」)

沢井エリカ - 三浦理恵子 (ホステスのママ)
赤塚梢 - 伊藤麻実子(ホステス)
五十嵐貴子 - 仲村瑠璃亜(ホステス)
漆原みどり - 浜丘麻矢(ホステス)
木口 - 村松利史 (喫茶店マスター)
新山 - 森下能幸 (精肉店経営)
坂本 - 森田ガンツ (青果店経営)


評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system