高校生レストラン (2011年4月期・日テレ・土曜21時枠) 脚本 - 吉本昌弘(1)(2)(4)(5)、山崎淳也(3)、根本ノンジ(6) 演出 - 吉野洋(1)(2)(5)、猪股隆一(3)(6)、佐久間紀佳(4) 音楽 - 服部隆之 プロデューサー - 荻野哲弘、内山雅博 http://www.ntv.co.jp/kouresu/

第6話 レシピvs母親の味
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新吾は徐々に授業する姿も慣れてくる。
メイラード反応について解説。吉崎先生からも、随分と慣れて
来たことを指摘されるが、料理と同じで慣れたときが危ないと
告げ気を引き締める。そんな中、新吾は吉崎に高校レストラン
について、全員を平等に扱い、その機会を与えるために、配置
転換の事を相談すると、吉崎も賛成だという。

今日も料理の練習。
生徒達の間では随分技術差が現れ始める。
そんな中、彩那と真衣はみそ汁の味を新吾に見てもらう。
彩那は随分と誉められるが、真衣のみそ汁の味は濃すぎると
して、あくまでみそ汁はおかずの引き立て役である事を告げる。
教えたことはちゃんと守れと言われる。

そんな中、新吾は今週末から旬の素材を使った料理をレストラ
ンで出すことを告げる。それに伴い一部配置転換をするという。
ホールから厨房に移るもの、厨房からホールに移るもの。
その中でも、星野佳世は厨房からホールに転換され、不安を
表明する。一方真衣もまた厨房からホームへと移される。
生徒達は、坂本と米本が厨房から外れて大丈夫なのかと口々に
語り始める。

その頃、宏は戸倉に呼び出されて、農業連盟の星野会長と面会
する。星野のバックアップのお陰で、レストランが開店出来た
り、野菜の即売所が開けることになった事を感謝する。
しかし星野は娘が厨房からホールに配置転換された事を問題に
する。娘をウェイトレスにするために学校に入れたのでは無い
という。宏は接客とコスト管理を学ぶ為にホールでの仕事の
重要性を訴えるが・・・宏は星野に対して、一度レストラン
に来て働きぶりをみて欲しいと訴える。
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新吾は生徒達に平等の機会を与えようとして、厨房とホール
の生徒達の役割を配置転換によって変えようとする。
しかしその結果、波紋が起こり始める。

ドラマとしては配置転換の流れは完全にミスリードとなって
おり、実際には何を以て真衣が悩み苦しんでいるのかを
探っていくような話だった。


高校生レストランの建て屋

みそ汁は確かにお袋の味で有り、そのみそ汁を否定される
事は辛いことの一つだろうけど、みそ汁一つを以てそこまで
悩みが広がるもののかとか、あの流れで新吾が真衣の悩みに
気づいていくというのもちょっと難しい物が有るのではないかと
思うところもあった。

真衣の悩みの中には、自分の目標というものを見失って
いる所もあるし、味の否定だけが全てではない様な感じも
受ける。

誰もが真衣の悩みに気がつけずにいる中で、新吾が
料理人としての枠を越えて、悩みを理解していく事で
上手く教師としての成長も感じられるし、包容力も感じられる。
料理人ならではの解決法も提示された。

星野回りの流れはちょっとエピソードとしては希薄な印象もあったけど、
ホールの仕事が決して無駄ではないことを示す事だったり、宏と新吾
の関係が改めて描かれたことで、


真衣が悩んでいるシーン。宏が声を掛ける場面は、もの凄く
景観的に素晴らしい所だったな。撮影場所って何処なんだろ
うか。