クルマのふたり〜TOKYO DRIVE STORIES (2011年10月期・ 脚本/龍樹 演出/操上和美 プロデューサー/中山和紀、伊賀宣子 音楽/近藤等則 http://www.twellv.co.jp/program/drama/ |
第一話 狼は天使の匂い
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村越とキムラは車に乗り海に向かっていた。
村越は容体が悪く、咳き込んでおり、こんな調子で海にいくの
は無理ではないかとキムラは語る。
キムラは村越に対してオレのことを恨んでいるのだろう?と
問い、目をそうしたのはオレだと告げる。そんな村越が何故
俺を急に呼び出したのか?と問うと、村越は病室で寝ていたら
海が恋しくなったことを告げ、こんな事に付き合ってくれる
のはキムラくらいだろうという。海を見ていれば忘れていた
魂が蘇る気がするという。キムラと村越はあのことが逢って
以来逢わず終いだった。
キムラは村越が車から離れている間に電話して、村越の容体
を調べるよう電話口の相手に指示する。村越が車に戻ってくる
と、もしかして1wayチケットのつもりで海に行こうとしている
のかと問うと、村越はケリを付けたいことがあるのだという。
村越は車の中に拳銃を持ち込んでいるのだった。
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二人の中年の男が海に向かって車を走らせる。
余命幾ばくもない村越が病院を抜け出し、海に向かう理由とは。
村越とキムラの関係が何なのか。
過去に二人の間に起きた事がなんなのかを会話の中から探って
いくことになる。
不気味にも銃を持った村越の姿を見ると、キムラに恨みを抱い
ているのかどうかが不気味なものとして写る。
会話頼みのドラマなので、演出的に相当工夫することへの
必要性を感じる。
拳銃を使って復讐するのではないかとする怪しい視線を上手く魅せら
れればドラマとして盛り上がったのかも知れない。
人生の成功者と失敗したもの、二人の行き違った運命という
ものがもう少し強調されれば、またそんな要素が浮かび上がってくるのだ
ろうけどね。
村越誠児 …… 尾崎竜堂 キムラ ……西岡徳馬 評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0) |
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